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ウイニングチケット

プロフィール

父: トニービン
母: パワフルレデイ
品種: サラブレッド
性別: 雄(セン)
毛色: 黒鹿毛
生年月日:1990年03月21日
母馬所有者: 藤原牧場
生産牧場: 藤原牧場
産地: 北海道静内郡静内町

重賞競走

'93 日本ダービー G1

'93 弥生賞 G2

'93 京都新聞杯 G2

近況 2023年3月

2023年2月18日に死亡しました。

JAIRS情報提供者:

繋養展示場所
〒057-0171 北海道浦河郡浦河町西舎141~40
 
うらかわ優駿ビレッジ「AERU」
TEL
0146-28-2111
HP・SNS等
うらかわ優駿ビレッジ「AERU」
展示時間
07時30分~16時00分
見学申込方法
連絡不要 直接訪問可
見学方法
自由見学
厩舎内への立ち入り
備考
直接訪問可能ですが、目的の馬が展示されていないこともあるので直接連絡にて確認してください。
着順 日付 レース名 競馬場 芝ダ 距離
1 1993年05月30日 日本ダービー G1 東京 2400
1 1993年03月07日 弥生賞 G2 中山 2000
1 1993年10月17日 京都新聞杯 G2 京都 2200
2 1994年09月18日 オールカマー G3 中山 2200
3 1993年11月07日 菊花賞 G1 京都 3000
3 1993年11月28日 ジャパンC G1 東京 2400
4 1993年04月18日 皐月賞 G1 中山 2000
1 1992年12月06日 葉牡丹賞 500万下 中山 2000
1 1992年12月27日 ホープフルS オープン 中山 2000
主催者 レース回数 1着 2着 3着 着外 賞金
1992年 中央 4 3 0 0 1 31,210,000
1993年 中央 7 3 0 2 2 364,931,000
1994年 中央 3 0 1 0 2 27,984,000
合計 中央 14 6 1 2 5 424,125,000

2015年5月 ~ウイニングチケットとの再会~

 
 乗馬や引き馬、レストランに宿泊施設とここに来れば1日中馬とふれあうことができ、観光拠点にもってこいの施設がうらかわ優駿ビレッジAERUです。
 
 
 第60回ダービー馬ウイニングチケットはニツポーテイオー(32歳)、ヒシマサル(26歳)と一緒にのんびり暮らしています。


 2005年に種雄馬を引退し、移動して早10年になります。
 
 
 後継種雄馬を送り出すことはできませんでしたが、母の父としてオーシャンS(GⅢ)を制したスマートオリオン、NHKマイルC(GⅠ)2着、日本ダービー(GⅠ)3着のブラックシェル、ローズS(GⅡ)2着のシェルズレイなどを輩出し、枝葉を広げています。


 また、2010年は函館競馬場で、2013年には東京競馬場でもお披露目され、その若々しい馬体に驚いたファンの方も多いのではないでしょうか。


 「人気のある馬なので、訪ねてくるファンの方の数も、取材を受ける機会もダントツで多いです。
 チケットもそれをわかっているので、見知らぬ人が来ると自分が主役だ!といわんばかりに張り切ってアピールしますね。」
 とスタッフの日高えりかさんが教えてくれました。


 普段はゆっくり歩いて放牧に出るというウイニングチケットですが、この日は取材だということを理解していたのか、放牧地まで歩く道もチャカチャカ落ち着かない様子です。

 
 そして放牧地に放たれると皆を置き去りにして走り去り、常に先頭へ。

 
 いつもはしないという大先輩ニッポーテイオーにまでちょっかいを出しに行ったりと力を誇示していました。


 馬体だけでなく行動も若く、仲良しのヒシマサルとじゃれあったり追いかけっこをしたり、まるで当歳馬のようです。

 
 「ダイユウサク(2013年没)やサニーブライアン(2011年没)がいた頃はニッポーテイオーも若かったし力関係が違いました。
 でも、チケットに関しては入ってきた時からずっとこの調子でしたね。
 一人で走り回って誰も付いてこないと寂しくなって他の馬を誘いに来る感じですね。」


 威張っているのに寂しがり屋の面も持っている、そんなギャップに引き込まれる女性ファンが多いというのも頷けます。


 「功労馬の放牧地の脇はトレッキングコースになっていて、馬に乗ったお客さんが通りかかると柵沿いに付いて来るんです。AERUの名物ですよ。」
 と笑う日高さん。

 
 ウイニングチケットはその天真爛漫な性格で“営業”としての役割も果たしています。

 
 年間通して乗り運動などはせず、放牧のみで十分な運動量を確保できているという功労馬たち。

 
 1頭放牧では得られない利点、それは仲間と群れを作り一緒に遊んだり走ったりして運動できること。
 
 
 雌馬だけの放牧地では余り目にしない光景だけに、心はいつまでも少年のままなのかも知れません。


 動画も公開していますので「ウイニングチケットの近況」からご覧ください。