エイシンプレストン

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重賞競走

  • '99 朝日杯3歳S G1
  • '01 香港マイル G1
  • '02 Qエリザベス二世C G1
  • '03 Qエリザベス二世C G1
  • '00 NzT4歳S G2
  • '01 毎日王冠 G2
  • '00 アーリントンC G3
  • '01 北九州記念 G3

プロフィール

  • 父: Green Dancer
  • 母: Warranty Applied
  • 品種: サラブレッド
  • 性別: 雄
  • 毛色: 鹿毛
  • 生年月日:1997年04月09日
  • 母馬所有者: Joseph E. Gehl
  • 産地: U. S. A.
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Catch up with Your Old Heroes 今、あの馬はどうしてる?

北海道浦河町の細道牧場で引退名馬として繋養を始めました。

情報提供者:JAIRS

Location & Conditions for Visitors 繋養者・見学条件

(C)JAIRS 撮影日 2024年4月26日
繋養展示場所
〒057-0036 北海道浦河郡浦河町上絵笛359
 
栄進牧場
TEL
090-5661-3929
展示時間
13時30分~15時30分
休日
土、日曜日
見学休止期間
12月01日 ~ 05月31日
 
繁殖シーズンのため
連絡予約
それ以外
見学方法
希望により案内あり
厩舎内への立ち入り
不可
備考
マナーを守って見学お願いします
同じ繋養場所にいる功労馬

Pedigree 血統表

Race Record 競走成績

着順 日付 レース名 競馬場 芝ダ 距離
1 1999年12月12日 朝日杯3歳S G1 中山 1600
1 2001年12月16日 香港マイル G1 HKG 1600
1 2002年04月21日 Qエリザベス二世C G1 HKG 2000
1 2003年04月27日 Qエリザベス二世C G1 HKG 2000
1 2000年04月08日 NzT4歳S G2 中山 1600
1 2001年10月07日 毎日王冠 G2 東京 1800
1 2000年02月26日 アーリントンC G3 阪神 1600
1 2001年07月15日 北九州記念 G3 小倉 1800
2 2001年11月18日 マイルChS G1 京都 1600
2 2002年11月17日 マイルChS G1 京都 1600
2 2002年10月06日 毎日王冠 G2 中山 1800
2 2001年04月01日 ダービー卿ChT G3 中山 1600
3 2003年10月12日 毎日王冠 G2 東京 1800
3 2001年08月05日 関屋記念 G3 新潟 1600
4 2003年11月02日 天皇賞(秋) G1 東京 2000
5 2000年11月19日 マイルChS G1 京都 1600
5 2002年06月02日 安田記念 G1 東京 1600
1 2001年06月23日 米子S オープン 阪神 1600
主催者 レース回数 1着 2着 3着 着外 賞金
1999年 中央 3 2 1 0 0 62,632,000
2000年 中央 5 2 0 0 3 104,975,000
2001年 中央 11 3 2 1 5 206,226,000
2002年 中央 5 0 2 0 3 81,116,000
2003年 中央 3 0 0 1 2 36,118,000
合計 中央 27 7 5 2 13 491,067,000
合計 香港(海外) 5 3 0 0 2 24,600,000
年度 表彰情報
1999年 最優秀2歳牡馬

Stories コラム

2019年12月 ~エイシンプレストンとの再会~

今回のコラムの主役は、1999年の朝日杯3歳ステークス(GⅠ)の覇者、エイシンプレストンです。


エイシンプレストンは1997年生まれの22歳。

出身はアメリカで、同世代にはクラシック馬のアグネスフライト、エアシャカール、シルクプリマドンナ、チアズグレイス、他にもG1馬アグネスデジタル、タップダンスシチーらがいます。

種雄馬としての同年齢には、キングズベスト、ジャイアンツコーズウェイ、スウェプトオーヴァーボード、フサイチペガサス、プリサイスエンドらがいる多彩な世代です。


競走馬時代は32戦10勝。

うち、海外で3勝をマークしました。

デビュー後2歳から頭角を現し、朝日杯3歳ステークス(現:朝日杯フューチュリティステークス)(G1)では、中団

待機から鋭い脚で差し切り勝ち。

その後も幾度と勝利を積み重ね、6歳暮れの香港カップ(G1)まで長く一線級で活躍しました。

得意としたのは、芝マイル~中距離で、特に香港とは相性が良く、アウェイの地ながらクイーンエリザベス二世カップ(G1)連覇や香港マイル(G1)を制しました。


引退後は種雄馬となり、ケンブリッジエルがJRA重賞で3着と活躍したものの、自身を超えるような産駒には恵まれませんでした。

2017年の種付けを最後に種雄馬を引退し、現在は引退名馬繋養展示事業の対象馬として助成を受けつつ、引退名馬として余生を送っています。


近況を紹介してくれたのは、栄進牧場の生産部門・副主任で、引退名馬も担当している高田久雄さんです。

「体調は良いです。
腹痛をすることもないし、冬でも馬服なしで元気に過ごしています。
一昨年まで種付けをしていたので、引退名馬となってからも去勢せずに雄馬のままです。人なつこくて、新人のスタッフでも触れるぐらいですよ。」

繋養先は、浦河町の上絵笛地区。

山奥の静かな場所で繋養されています。

放牧地の近くには絵笛川があり、厩舎は3、4年前に建てられた新しい厩舎です。

「この厩舎は、種雄馬や引退名馬の厩舎で、エイシンアポロンやエイシンデピュティらと一緒です。
日当たりの良い建物でして、雄馬用に馬房は広くしています。
エイシンプレストン自身は、引退名馬となりましたが、今でも、遠くにいる繁殖を見ると立ち上がることもあり、まだ雄としての本能は薄れていないようです。」


厩舎には、栄進牧場ゆかりの活躍馬がズラリで、それぞれの獲得賞金を足すと、何十億円にもなります。

豪華な顔ぶれの厩舎の中で、エイシンプレストンはリラックスした毎日を送っています。

「寒い時期でも、朝6時頃から夕方4時頃まで放牧しています。
いつも同じ放牧地で、1頭で放牧しています。
6月~8月はアブがいるので、暗いうちだけ放牧しています
現役時代は早々にG1を勝っただけでなく、古馬になっても長く活躍して、海外でも結果を出してくれました。
牧場にとっても特別な存在です。
同じ栄進牧場にいる引退名馬のエイシンサニーが32歳で健在なので、エイシンサニーを目標に長生きしてくれたらと思います。」


見学のファンは、全国から月に数組訪れているとのことです。

プレゼントとしてニンジンやお守りを持参する方もいるそうで、高齢となった今でもまるでスターホースのような暮らしぶりです。

今後もファンの皆さんのためにも、長生きして欲しいものです。