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ゴールドアグリ

プロフィール

父: タニノギムレット
母: タッチオブゴールド
品種: サラブレッド
性別: 雄
毛色: 鹿毛
生年月日:2004年03月11日
母馬所有者: 社台ファーム
生産牧場: 社台ファーム
産地: 北海道千歳市

重賞競走

'06 新潟2歳S G3

近況 2018年8月

2018年8月4日に死亡しました。

JAIRS情報提供者:

繋養展示場所
〒300-0504 茨城県稲敷市江戸崎甲1294~19
 
ムラセファーム
TEL
029-892-6882
展示時間
15時00分~17時00分
休日
日曜日
見学休止期間
年末年始
連絡予約
前日まで
見学方法
案内あり
厩舎内への立ち入り
制限有
備考
特記事項
厩舎で見学の場合は、従業員の指示に従ってください。

同じ繋養場所にいる引退名馬

着順 日付 レース名 競馬場 芝ダ 距離
1 2006年09月03日 新潟2歳S G3 新潟 1600
1 2010年08月14日 朝日岳特別 1000万下 新潟 1400
1 2011年02月27日 アクアマリンS 1600万下 中山 1200
3 2008年01月19日 ニューイヤーS オープン 中山 1600
主催者 レース回数 1着 2着 3着 着外 賞金
2006年 中央 4 2 0 0 2 45,337,000
2007年 中央 4 0 0 0 4 0
2008年 中央 9 0 0 3 6 12,413,000
2009年 中央 3 0 1 1 1 9,733,000
2010年 中央 9 1 0 1 7 23,205,000
2011年 中央 2 1 0 0 1 18,057,000
合計 中央 31 4 1 5 21 108,745,000

2015年6月 ~ゴールドアグリとの再会~

 茨城県稲敷市にあるムラセファームに、ゴールドアグリを訪ねました。


 ゴールドアグリは2006年8月に新潟競馬場でデビューすると、新馬戦、新潟2歳ステークス(GⅢ)を連勝していきなり重賞ウィナーになりました。

 
 日本ダービー(GI)にも出走(17着)したけれど、3勝目を挙げるまでに丸2年を費やし、2011年2月に出走したアクアマリンステークス(1600万条件)で4勝目を挙げた後、脚元の不安から引退となりました。


 ムラセファームにやって来た時、ゴールドアグリは10歳でした。
 
 
 この時期、引退名馬の申請は14歳からとなっており、ゴールドアグリには申請資格がありませんでした。
 
 村瀬一敏場長は、
 「ここに来た頃の規定では、14歳になるまで助成金は受けられないと思っていました。
 でもその後、申請資格が変更になって、10歳から登録が可能になったんです。
 おかげで今年度から助成金が支給されるようになりました。」

 
 新たに引退名馬となったゴールドアグリは、現役時代と変わらない派手な顔で迎えてくれました。

 大きな流星は途中で右に広がっていて、左右で顔の印象が全く違います。

 左側から見るとキリっとしたイケメン、右側から見ると愛嬌のある可愛い顔をしてます。

 放牧場に放されると、派手な顔をしきりに振って、止まっていることが一秒もありません。

 「この馬はボーっとすることがないんですよ。
 常に動いていて落ち着きがなくって。」
 村瀬場長の言葉通り、ゴールドアグリは放牧場で常に動いていました。

 
 リズムを取りながら顔を振り続けたり、放牧場をグルグルと歩き回ってみたり。

 
 体が相当柔らかいようで、クビを大きく曲げて顔をお尻に近づけたりしています。

 
 しばらくすると、急に「ブヒヒヒㇶ~ン」と鳴きはじめました。

 
 現在11歳だけれど、なんだか2歳の若馬を見ているようです。

 「1頭になると、淋しがって鳴くんですよ。
 もういい年なのに(笑)。
 でも他に馬が居たら居たで、やっぱり鳴くんです。
 2歳でブレイクしたからなのか、性格も体もすごく若々しいままなんですよ。」

 同じように‟放牧場をグルグル歩き回る”という動作でも、周りを睥睨(へいげい)しているように見えるシンゲンとは対照的で、ゴールドアグリは「誰かいないかな?」と仲間を探しているように見えます。

 ニンジンの食べ方も、人間の手までかぶりつくくらいのがっつき方をするそうで、精神年齢がずっと変わっていないのかもしれません。

 
 いつまでも元気いっぱいで、愛嬌のある姿が見られることを願っています。