ゴールドアグリ
プロフィール
- 父: タニノギムレット
- 母: タッチオブゴールド
- 品種: サラブレッド
- 性別: 雄
- 毛色: 鹿毛
- 生年月日:2004年03月11日
母馬所有者: 社台ファーム
- 生産牧場: 社台ファーム
- 産地: 北海道千歳市
Catch up with Your Old Heroes
今、あの馬はどうしてる?
現役の競走馬の調教を見ながら余生を過ごしています。
現役時に管理していた戸田調教師が会いに来てくださいました。
近くに来た際はぜひ会いに来てください。
情報提供者:所有者
Location & Conditions for Visitors
繋養者・見学条件
- 繋養展示場所
- 〒300-0504 茨城県稲敷市江戸崎甲1294~19
-
- ムラセファーム
- TEL
- 029-892-6882
- 展示時間
- 15時00分~17時00分
- 休日
-
日曜日
- 見学休止期間
- 年末年始
- 連絡予約
- 前日まで
- 見学方法
- 案内あり
- 厩舎内への立ち入り
- 制限有
- 備考
- 特記事項
厩舎で見学の場合は、従業員の指示に従ってください。
Race Record
競走成績
着順 |
日付 |
レース名 |
競馬場 |
芝ダ |
距離 |
1 |
2006年09月03日 |
新潟2歳S G3 |
新潟 |
芝 |
1600 |
1 |
2010年08月14日 |
朝日岳特別 1000万下 |
新潟 |
芝 |
1400 |
1 |
2011年02月27日 |
アクアマリンS 1600万下 |
中山 |
芝 |
1200 |
3 |
2008年01月19日 |
ニューイヤーS オープン |
中山 |
芝 |
1600 |
年 |
主催者 |
レース回数 |
1着 |
2着 |
3着 |
着外 |
賞金 |
2006年 |
中央 |
4 |
2 |
0 |
0 |
2 |
45,337,000 |
2007年 |
中央 |
4 |
0 |
0 |
0 |
4 |
0 |
2008年 |
中央 |
9 |
0 |
0 |
3 |
6 |
12,413,000 |
2009年 |
中央 |
3 |
0 |
1 |
1 |
1 |
9,733,000 |
2010年 |
中央 |
9 |
1 |
0 |
1 |
7 |
23,205,000 |
2011年 |
中央 |
2 |
1 |
0 |
0 |
1 |
18,057,000 |
合計 |
中央 |
31 |
4 |
1 |
5 |
21 |
108,745,000 |
Stories
コラム
2015年6月 ~ゴールドアグリとの再会~
茨城県稲敷市にあるムラセファームに、ゴールドアグリを訪ねました。
ゴールドアグリは2006年8月に新潟競馬場でデビューすると、新馬戦、新潟2歳ステークス(GⅢ)を連勝していきなり重賞ウィナーになりました。
日本ダービー(GI)にも出走(17着)したけれど、3勝目を挙げるまでに丸2年を費やし、2011年2月に出走したアクアマリンステークス(1600万条件)で4勝目を挙げた後、脚元の不安から引退となりました。
ムラセファームにやって来た時、ゴールドアグリは10歳でした。
この時期、引退名馬の申請は14歳からとなっており、ゴールドアグリには申請資格がありませんでした。
村瀬一敏場長は、
「ここに来た頃の規定では、14歳になるまで助成金は受けられないと思っていました。
でもその後、申請資格が変更になって、10歳から登録が可能になったんです。
おかげで今年度から助成金が支給されるようになりました。」
新たに引退名馬となったゴールドアグリは、現役時代と変わらない派手な顔で迎えてくれました。
大きな流星は途中で右に広がっていて、左右で顔の印象が全く違います。
左側から見るとキリっとしたイケメン、右側から見ると愛嬌のある可愛い顔をしてます。
放牧場に放されると、派手な顔をしきりに振って、止まっていることが一秒もありません。
「この馬はボーっとすることがないんですよ。
常に動いていて落ち着きがなくって。」
村瀬場長の言葉通り、ゴールドアグリは放牧場で常に動いていました。
リズムを取りながら顔を振り続けたり、放牧場をグルグルと歩き回ってみたり。
体が相当柔らかいようで、クビを大きく曲げて顔をお尻に近づけたりしています。
しばらくすると、急に「ブヒヒヒㇶ~ン」と鳴きはじめました。
現在11歳だけれど、なんだか2歳の若馬を見ているようです。
「1頭になると、淋しがって鳴くんですよ。
もういい年なのに(笑)。
でも他に馬が居たら居たで、やっぱり鳴くんです。
2歳でブレイクしたからなのか、性格も体もすごく若々しいままなんですよ。」
同じように‟放牧場をグルグル歩き回る”という動作でも、周りを睥睨(へいげい)しているように見えるシンゲンとは対照的で、ゴールドアグリは「誰かいないかな?」と仲間を探しているように見えます。
ニンジンの食べ方も、人間の手までかぶりつくくらいのがっつき方をするそうで、精神年齢がずっと変わっていないのかもしれません。
いつまでも元気いっぱいで、愛嬌のある姿が見られることを願っています。