ラブリーデイ

ラブリーデイ メイン画像1 (C)JRA

重賞競走

  • '15 宝塚記念 G1
  • '15 天皇賞(秋) G1
  • '15 京都記念 G2
  • '15 京都大賞典 G2
  • '15 中山金杯 G3
  • '15 鳴尾記念 G3

プロフィール

  • 父: キングカメハメハ
  • 母: ポップコーンジャズ
  • 品種: サラブレッド
  • 性別: 雄
  • 毛色: 黒鹿毛
  • 生年月日:2010年01月30日
  • 母馬所有者: 金子真人ホールディングス株式会社
  • 生産牧場: ノーザンファーム
  • 産地: 北海道勇払郡安平町
ラブリーデイ メイン画像2 (C)JAIRS

Catch up with Your Old Heroes 今、あの馬はどうしてる?

北海道中川郡幕別町の十勝軽種馬農業協同組合 種馬所で功労馬として繋養を始めました。

情報提供者:JAIRS

Location & Conditions for Visitors 繋養者・見学条件

(C)JAIRS 撮影日 2025年4月22日
繋養場所
〒089-0625 北海道中川郡幕別町猿別207~2
 
十勝軽種馬農業協同組合 種馬所
TEL
0155-54-4341
展示時間
09時00分~12時00分
連絡予約
前日まで
見学方法
希望により案内あり
厩舎内への立ち入り
不可
備考
場内では、スタッフの指示に従いマナーを守って見学お願いします
同じ繋養場所にいる功労馬

Pedigree 血統表

Race Record 競走成績

着順 日付 レース名 競馬場 芝ダ 距離
1 2015年06月28日 宝塚記念 G1 阪神 2200
1 2015年11月01日 天皇賞(秋) G1 東京 2000
1 2015年02月15日 京都記念 G2 京都 2200
1 2015年10月12日 京都大賞典 G2 京都 2400
1 2015年01月04日 中山金杯 G3 中山 2000
1 2015年06月06日 鳴尾記念 G3 阪神 2000
2 2012年11月10日 京王杯2歳S G2 東京 1400
2 2013年11月30日 金鯱賞 G2 中京 2000
2 2013年08月04日 小倉記念 G3 小倉 2000
3 2015年11月29日 ジャパンC G1 東京 2400
3 2016年10月10日 京都大賞典 G2 京都 2400
3 2014年03月15日 中日新聞杯 G3 中京 2000
4 2016年04月24日 香港Qエリザベス二世C 2000
4 2016年06月26日 宝塚記念 G1 阪神 2200
4 2016年12月11日 香港カップ 2000
5 2015年12月27日 有馬記念 G1 中山 2500
主催者 レース回数 1着 2着 3着 着外 賞金
2012年 中央 4 2 1 0 1 36,299,000
2013年 中央 7 0 2 0 5 44,146,000
2014年 中央 6 1 0 1 4 52,338,000
2015年 中央 10 6 0 1 3 615,312,000
2016年 中央 4 0 0 1 3 50,100,000
合計 香港(海外) 2 0 0 0 2 0
合計 中央 31 9 3 3 16 798,195,000
年度 表彰情報
2015年 最優秀4歳以上牡馬

Stories コラム

2026年6月 ~ラブリーデイとの再会~

 5歳となった2015年に才能が開花したラブリーデイは、中山金杯で重賞初勝利を飾ると、破竹の勢いで京都記念、鳴尾記念を制覇。宝塚記念では強豪揃いのGⅠ馬たちを押し切り初のGⅠタイトルを手に入れました。秋になっても勢いは止まらず、京都大賞典、天皇賞・秋を連勝。GⅠ2勝を含む重賞6勝をあげ、JRA賞最優秀4歳以上牡馬に選出されています。この1年で全てやり尽くしてしまったのか、6歳時は好走するものの勝つことができず、現役を引退。2017年からはブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種雄馬として新生活を歩み始めました。新種雄馬の同期にはドゥラメンテやモーリス、同スタリオンで繋養されていたリオンディーズが人気を集める中、ラブリーデイも138頭の配合相手を集めて上々な滑り出しを見せていましたが、年々種付け頭数が減少。8世代の産駒を送り出し、2024年のシーズンをもって種雄馬を引退。十勝軽種馬農協種馬所で功労馬として余生を過ごしています。

 十勝軽種馬農協種馬所は、帯広競馬場から幕別方面へ30分ほど車を走らせ、競走馬のふるさと十勝案内所の看板と赤い屋根の厩舎が目印。現在の繋養馬はラブリーデイとフサイチソニックの功労馬2頭ですが、趣のある厩舎は、ここで十勝の馬産を支えた種馬たちが暮らしていたのだな、という歴史を感じさせます。

 案内してくれたのは、牧場猫の「にゃーにゃ」とラブリーデイを猫っ可愛がりしている十勝軽種馬農業協同組合の番場育美事務局長と馬一筋65年の大ベテラン、中川郁夫さん。山の斜面に面した放牧地は静寂に包まれ、ゆったりとした時間の流れる空間。「これまで馬に囲まれた生活をしていただけに、寂しがったりしませんか?」という質問には、あまり他の馬に興味がない性質らしく、短期間で慣れたそう。こちらに一瞥もくれず夢中で青草を食んでいたラブリーデイに、番場さんが「ラブちゃん!」と声をかけると嬉しそうに駆け寄り、人間に対しては興味がある様子。

 「毎年たくさんのファンの方が会いに来てくれて、元々人懐っこい性格ですからすっかり人慣れしていますよ」と中川さん。人の後をトコトコ着いて歩く姿は種雄馬だったとは思えないほのぼのとした光景ですが、中川さん曰く「決して大人しいわけではないですよ。ブラシをかけるときに噛みつこうとしてきたり、蹴ってこようとするときもあります。昔の馬は野性味が強く荒々しさがあり、扱いも苛烈でした。最近の馬は人に慣れ、知能が高く、人の言葉を理解している感覚がありますね。それを「狡賢くて面倒くさい」と感じることもあります。まず、接触のルールを教えて手順を踏めば落ち着いてくれるので、根気よく向き合っていくことが大切ですね」。人馬双方の安全を期し、コミュニケーション確立のために年単位の時間をかけているそうです。

 「あとすごく頑固なところがありますね。馬房から出たい日、出たくない日があるんです。出たい日は唸るように曳き手をグイグイ引っ張って出ていくんですが、出たくない日は頑として動かない。そういう時はニンジンで釣って、馬房から一歩出てしまえば“あっ出ちゃった”って顔をしてしぶしぶ放牧へ行きますよ(笑)」と、なんとも感情豊かなエピソードを話してくれました。そして、出たくない日の理由ナンバーワンは「風の強い日」で、中川さんは「朝から戦いだな」と気合を入れて馬房へ向かいます。雨や雪、雷が鳴っても平然としているそうなので、彼なりの強いこだわりをもっているようです。

 お話を伺っている最中も「俺のこと話してるのか?」とばかりに草も食べず、ずっと周りをグルグル歩いていた“人間の言葉を理解するほどの賢さ”を持つラブリーデイ。毎日が“It's a Lovely day”(素晴らしい日)を過ごしています。