ダンスディレクター

ダンスディレクター メイン画像1 (C)JRA

重賞競走

  • '16 シルクロードS G3
  • '17 シルクロードS G3

プロフィール

  • 父: アルデバランⅡ
  • 母: マザーリーフ
  • 品種: サラブレッド
  • 性別: 雄
  • 毛色: 鹿毛
  • 生年月日:2010年03月20日
  • 母馬所有者: 藤原牧場
  • 生産牧場: 藤原牧場
  • 産地: 北海道日高郡新ひだか町
ダンスディレクター メイン画像2 (C)JAIRS

Catch up with Your Old Heroes 今、あの馬はどうしてる?

牧場の環境にも慣れてきました。元気に過ごしています。

情報提供者:JAIRS

Location & Conditions for Visitors 繋養者・見学条件

(C)JAIRS 撮影日 2025年12月3日
繋養場所
〒059-2124 北海道沙流郡日高町庫富734
 
ヴェルサイユリゾートファーム
展示時間
09時00分~15時00分
休日
木曜日
見学申込方法
連絡不要 直接訪問可
見学方法
自由見学
厩舎内への立ち入り
制限有
備考
見学の際は、マナーを守ってスタッフの案内に従ってください

Pedigree 血統表

Race Record 競走成績

着順 日付 レース名 競馬場 芝ダ 距離
1 2016年01月31日 シルクロードS G3 京都 1200
1 2017年01月29日 シルクロードS G3 京都 1200
2 2015年12月26日 阪神C G2 阪神 1400
2 2017年12月23日 阪神C G2 阪神 1400
2 2015年07月05日 CBC賞 G3 中京 1200
3 2017年09月10日 セントウルS G2 阪神 1200
4 2018年03月25日 高松宮記念 G1 中京 1200
1 2014年05月04日 鷹ケ峰特別 1000万下 京都 1400
1 2015年02月21日 斑鳩S 1600万下 京都 1400
2 2014年10月14日 久多特別 1000万下 京都 1400
2 2014年11月24日 醍醐S 1600万下 京都 1200
2 2015年01月18日 長篠S 1600万下 中京 1200
3 2014年07月26日 知多特別 1000万下 中京 1400
主催者 レース回数 1着 2着 3着 着外 賞金
2013年 中央 3 2 1 0 0 15,800,000
2014年 中央 7 2 2 1 2 43,906,000
2015年 中央 5 1 3 0 1 66,725,000
2016年 中央 5 1 0 0 4 58,467,000
2017年 中央 4 1 1 1 1 81,972,000
2018年 中央 2 0 0 0 2 17,000,000
合計 中央 26 7 7 2 10 283,870,000

Stories コラム

2026年1月 ~ダンスディレクターとの再会~

 かつて、ユーラシア大陸に存在していたという全長6400km以上にも及ぶ交易路からその名を受けたシルクロードステークスは、ハンデキャップレースとはいえ高松宮記念を目標とする馬にとっては重要なステップレースです。
23年に高松宮記念を制したファストフォースをはじめ、20年のモズスーパーフレア、18年のファインニードル、17年のセイウンコウセイ、16年のビッグアーサーなど、高松宮記念の勝ち馬たちがこのレースを経由して春の短距離王の座に就いています。レースは1200㍍の距離で行われますが、そこに至るまでにはシルクロードさながらの長く、険しい道のりがあることは想像に難くありません。

 そのシルクロードSを史上初めて連覇したのが、今回ご紹介させていただくダンスディレクターです。
 強烈な瞬発力を武器に16年のシルクロードSで重賞初制覇を記録。17年は57.5㌔のトップハンデを背負って、この年の高松宮記念を勝つセイウンコウセイ以下に勝利しています。いずれの年もレース後に脚部不安を発症し、高松宮記念には出走できませんでしたが、G1級の能力を感じさせました。
 
現役引退後は、生まれ故郷の藤原牧場からほど近い距離にある北海道新ひだか町のアロースタッドで種雄馬入り。5年間の種雄馬生活のち、現在はYogiboヴェルサイユリゾートファーム平取分場(別邸ビラ・ウトゥル)の広い広い放牧地で、アドマイヤジャパンやスカーレットレディ、ルーカスなど引退馬5頭と一緒に余生を送っています。

 ここは、現役生活を終えた馬たちが安心して暮らしていけるようにと2018年に設立された牧場。牧場内では馬たちを支援するグッズを購入することもできるし、併設されたカフェ(冬期間は土日のみ営業)から馬たちの様子を見ることもできる人気スポットになっています。 

 今回は、スタッフの太田篤志さんにお話を伺いました。
 「私が入社したのは2025年4月ですから、ここではダンスディレクターの方が先輩なのですが、この馬は以前勤務していた牧場で世話をしていたウイニングチケットと血がつながっていることもあって、勝手に親近感を感じています」とニコリ。聞けば、ルーティンをとても大事にしていたウイニングチケットとは少々タイプが異なるようで、
「ダンスディレクターはとても扱いやすい馬です。放牧、集牧の時は従順で、また手入れの際など、どこを触っても嫌がることがありません。人間に対しては大人しいというか優しい馬です」と紹介してくれました。

 ただし、大きなけがをし、手術も経験している馬。今でも後ろ脚にはボルトが入っているそうです。
「私がここに来る前のことだったので詳しいことはわかりませんが、触っても痛がったりすることはないですし、歩様が乱れたりすることはありません」とのことですが、今でもそのケアには気を配っているそうです。

 放牧地では、周囲との関係をそつなくこなすスマートタイプ。
「自分より強い、例えばグループの中でボス的存在のアドマイヤジャパンにはあまり近づくことなく過ごしていますし、好きな馬に対しては、べったりではないですが寄り添うようなタイプです」とのこと。
そんなダンスディレクターには、お気に入りの雌馬がいたそうですが、昨年の春から離れ離れの放牧地となってしまったそうです。
「当時はすっかり落ち込んでしまい、放牧地でポツンといることが多かったのですが、今は新しく仲間に入った3つほど年下の雌馬ミスキララに元気をもらっているようです」と仰るので、どこか憎めないタイプのようです。今回の取材では、ルーカスを含めた3頭で行動することが多いように見えましたが、決して他の3頭と仲が悪いわけではなく、時に近づき、時に適度な距離の中で過ごしていました。
 
この撮影は12月初旬に行いましたが、これから寒さ厳しくなる季節。放牧時間は天気や気温などによって変えるそうです。
 「ダンスディレクターは、どちらかと言えばインドア派。放牧が好きな馬は、長く厩舎に入れていると落ち着かなくなってソワソワしてくるのですが、この馬は、馬房の中に長くいてもじっとしてくれています。そういう意味でも手がかからない馬ですね」と、ここでも優等生ぶりを発揮しています。

 年が明けて16歳。今年は従弟にあたるエコロアルバが牡馬クラシック戦線を賑わせてくれそうで、それもまた楽しみのひとつかもしれません。否が応にも周囲は騒がしくなりそうですが、願わくは、この穏やかな時間が長く続くことを願ってやみません。