エイシンフラッシュ

エイシンフラッシュ メイン画像1 (C)JRA

重賞競走

  • '10 日本ダービー G1
  • '12 天皇賞(秋) G1
  • '13 毎日王冠 G2
  • '10 京成杯 G3

プロフィール

  • 父: King's Best
  • 母: ムーンレディ
  • 品種: サラブレッド
  • 性別: 雄
  • 毛色: 黒鹿毛
  • 生年月日:2007年03月27日
  • 母馬所有者: 社台ファーム
  • 生産牧場: 社台ファーム
  • 産地: 北海道千歳市
エイシンフラッシュ メイン画像2 (C)JAIRS

Catch up with Your Old Heroes 今、あの馬はどうしてる?

新しいうちの看板馬です。ぜひ注目して頂ければと思います。

情報提供者:所有者

Location & Conditions for Visitors 繋養者・見学条件

(C)JAIRS 撮影日 2025年12月3日
繋養場所
〒059-2124 北海道沙流郡日高町庫富734
 
ヴェルサイユリゾートファーム
展示時間
09時00分~15時00分
休日
木曜日
見学申込方法
連絡不要 直接訪問可
見学方法
自由見学
厩舎内への立ち入り
制限有
備考
見学の際は、マナーを守ってスタッフの案内に従ってください

Pedigree 血統表

Race Record 競走成績

着順 日付 レース名 競馬場 芝ダ 距離
1 2010年05月30日 日本ダービー G1 東京 2400
1 2012年10月28日 天皇賞(秋) G1 東京 2000
1 2013年10月06日 毎日王冠 G2 東京 1800
1 2010年01月17日 京成杯 G3 中山 2000
2 2011年05月01日 天皇賞(春) G1 京都 3200
2 2011年12月25日 有馬記念 G1 中山 2500
2 2010年09月26日 神戸新聞杯 G2 阪神 2400
3 2010年04月18日 皐月賞 G1 中山 2000
3 2011年06月26日 宝塚記念 G1 阪神 2200
3 2013年04月28日 香港Qエリザベス二世C 2000
3 2013年10月27日 天皇賞(秋) G1 東京 2000
3 2011年04月03日 産経大阪杯 G2 阪神 2000
3 2013年03月31日 産経大阪杯 G2 阪神 2000
4 2012年12月23日 有馬記念 G1 中山 2500
主催者 レース回数 1着 2着 3着 着外 賞金
2009年 中央 4 2 0 1 1 19,257,000
2010年 中央 6 2 1 1 2 276,847,000
2011年 中央 6 0 2 2 2 184,642,000
2012年 中央 5 1 0 0 4 165,864,000
2013年 中央 4 1 0 2 1 109,462,000
合計 UAE(海外) 1 0 0 0 1 734,484
合計 中央 25 6 3 6 10 756,072,000
合計 香港(海外) 1 0 0 1 0 1,400,000

Stories コラム

2026年5月 ~エイシンフラッシュとの再会~

 「ある程度は予想していましたが、エイシンフラッシュの人気は私たちの予想以上でした」と、嬉しそうに話してくれたのは、ヴェルサイユリゾートファームの太田篤志さんです。
 シャープな顔立ちと漆黒の馬体。そして何よりも空気を切り裂くような強烈な瞬発力を武器に活躍したエイシンフラッシュは、2025年春の種付けを最後に12年間の種雄馬生活に別れを告げて、同世代の最優秀2歳牡馬ローズキングダムが余生を送るここヴェルサイユリゾートファームへと移動してきました。
 「お客様の少ない冬シーズンでしたが、移動のニュースを知った多くの方が、この馬を目当てにご来場いただきました。中には開門時間から営業時間内一杯まで、この馬がいる放牧地の前から離れない方もいらっしゃいました」と、その人気ぶりについて話してくれました。
 その頃「春まで種雄馬だったとは思えないほど大人しい馬。猫をかぶっているのではないかとビクビクしています」と話していたスタッフもおりましたが、あれから約半年が経過し「今でも、あの頃のイメージのままです。大人しく、扱い易い馬です。大きな動きをしたり、暴れたりしたという記憶は一切ありません」と、洗い場で気持ち良さそうに身を委ねるエイシンフラッシュを前に現在の様子を紹介いただきました。
 
 そんなエイシンフラッシュの凄さが凝縮されたのは2010年の東京優駿(日本ダービー)でした。枠順発表後、レース前日にNHKマイルカップを日本レコードで勝ったダノンシャンティが出走を取り消すというアクシデントがありましたが、人気はデビュー2戦目の初勝利から5連勝で皐月賞に勝ったヴィクトワールピサと、青葉賞でトゥザグローリーとの不敗馬対決を制して駒を進めてきたペルーサが2倍台で分け合い、皐月賞2着のヒルノダムールが上位2頭からやや離れた3番人気で続くという図式でしたが、ほかにもプリンシパルSを圧勝したルーラーシップや京都新聞杯に勝ったゲシュタルトなども名を連ねており、エイシンフラッシュは17頭立て7番人気。京成杯に勝ち、皐月賞でも2着馬をハナ差まで追い詰めたにもかかわらず、人気は伏兵の域を出ないままでした。そんなエイシンフラッシュの手綱を任された内田博幸騎手は「休み明けの皐月賞で差のない競馬が出来たのだから、もっとやれるはず」と密かに自信を持っていたことをレース後に話しています。
 有力馬が牽制しあうようにゆったりとしたペースで流れる中、1枠1番からスタートしたエイシンフラッシュは中団やや後方を進むと、最後の直線で先に抜け出そうとしたゲシュタルトを交わし、追い込んでくるローズキングダムをクビ差で抑え込んで第77代の日本ダービー馬となりました。この時記録した最後3ハロン32秒7(推定)は、今も残る最速上がりタイムです。
 
 現在は、朝6時頃から午後1時過ぎまで与えられた放牧地でのんびりと過ごしています。隣の放牧地にはトランセンドとノヴェリストがいます。「ノヴェリストと同じ場所で過ごすのは3度目になります。この2頭は(母系が)同じドイツ血統馬というのも、不思議な縁を感じます」と紹介してくれました。
 放牧地の中ではあまりじっとしているタイプではなさそうですが、かと言って走り回るタイプでもありません。少し離れた放牧地ではエンパイアペガサスが大きな体を誇らしげに走り回っていますが、それに釣られることなく、自分のペースで歩き回っています。「去年まで現役種雄馬だったから当然といえば当然なのかもしれないですが、19歳とは思えないほど体の線が綺麗なままですし、冬の間も毛艶がピカピカでした」と感心しきりですが、その陰には、放牧時間中、適度な運動を欠かさないというエイシンフラッシュ自身の美意識の高さがあるのかもしれません。
 ヴェルサイユリゾートファームでは、少人数で特定の馬と触れあったり、写真撮影ができたりする完全予約制の「グリーティングGreeting」というイベントを行っており、そこでもエイシンフラッシュの人気は凄いものがあると言います。
 「ファンの多い馬だから、というわけではなくヴェルサイユリゾートファームの方針として馬を綺麗にして、格好良く見てもらいたいというのがあります。私たちは皆様をお待ちしておりますので、お近くにお越しの際は、ぜひ足をお運びください」と呼び掛けています。
 
 ヴェルサイユリゾートファームは自由に見学ができる牧場ではありますが、その自由はルールとマナーの上で成り立っています。
 牧場内では「馬には近づきすぎない(距離を保って見学)」「にんじんをあげていい馬とダメな馬を必ずマップで確認する(マップは日々アップデートされています)」「馬具・道具には許可なく触れない」「牧場スタッフの指示に従う」ことをご確認のうえ、見学をお楽しみください。