ショウリュウムーン
(C)JRA
重賞競走
- '10 チューリップ賞 G3
- '11 京都牝馬S G3
- '12 朝日ChC G3
プロフィール
- 父: キングカメハメハ
- 母: ムーンザドリーム
- 品種: サラブレッド
- 性別: 雌
- 毛色: 鹿毛
- 生年月日:2007年06月07日
母馬所有者: 高村牧場
- 生産牧場: 高村牧場
- 産地: 北海道浦河郡浦河町
(C)JRA
Catch up with Your Old Heroes
今、あの馬はどうしてる?
繁殖生活を終え、生まれ故郷に戻り元気に過ごしています。
情報提供者:JAIRS
Location & Conditions for Visitors
繋養者・見学条件
(C)JAIRS 撮影日 2024年11月20日
- 繋養場所
- 〒057-0036 北海道浦河郡浦河町上絵笛105~3
-
- 高村牧場
- 展示時間
- 13時00分~15時00分
- 休日
-
土、日曜日、祝日
- 見学休止期間
-
12月01日
~
05月31日
-
- 繁殖シーズンのため
- 連絡予約
- 2日前まで
- 見学申込方法
- 競走馬のふるさと日高案内所
TEL 0146-43-2121
- 見学方法
- 希望により案内あり
- 厩舎内への立ち入り
- 不可
- 備考
- マナーを守って見学をお願いします。
Race Record
競走成績
| 着順 |
日付 |
レース名 |
競馬場 |
芝ダ |
距離 |
| 1 |
2010年03月06日 |
チューリップ賞 G3 |
阪神 |
芝 |
1600 |
| 1 |
2011年01月30日 |
京都牝馬S G3 |
京都 |
芝 |
1600 |
| 1 |
2012年12月08日 |
朝日ChC G3 |
阪神 |
芝 |
1800 |
| 2 |
2012年01月29日 |
京都牝馬S G3 |
京都 |
芝 |
1600 |
| 2 |
2012年07月22日 |
中京記念 G3 |
中京 |
芝 |
1600 |
| 4 |
2010年04月11日 |
桜花賞 G1 |
阪神 |
芝 |
1600 |
| 1 |
2011年10月02日 |
ポートアイランドS オープン |
阪神 |
芝 |
1600 |
| 3 |
2011年10月30日 |
カシオペアS オープン |
京都 |
芝 |
1800 |
| 年 |
主催者 |
レース回数 |
1着 |
2着 |
3着 |
着外 |
賞金 |
| 2009年 |
中央 |
2 |
0 |
1 |
1 |
0 |
4,100,000 |
| 2010年 |
中央 |
7 |
2 |
0 |
0 |
5 |
63,488,000 |
| 2011年 |
中央 |
7 |
2 |
0 |
1 |
4 |
70,559,000 |
| 2012年 |
中央 |
6 |
1 |
2 |
0 |
3 |
75,969,000 |
| 2013年 |
中央 |
2 |
0 |
0 |
0 |
2 |
0 |
| 合計 |
中央 |
24 |
5 |
3 |
2 |
14 |
214,116,000 |
Stories
コラム
2026年2月 ~ショウリュウムーンとの再会~
「ショウリュウムーンは、私たちに希望をくれた馬。私たちの牧場に戻していただいた上田オーナーには感謝しかありません」。そう話すのは、家族みんなで力を合わせて強く、丈夫な馬づくりに励む高村牧場の3代目当主となる高村祐太郎さんでした。
北海道浦河町絵笛地区に位置する高村牧場の歴史は長く、戦後間もない頃から馬産をスタートさせていたと言います。その長い歴史の中で1980年の宇都宮記念を勝ったコマチオーザや、1993年の東海ダービーを勝ったサブリナチェリーなどを送り出してきましたが、JRAの重賞競走は、ショウリュウムーンがのちの三冠牝馬アパパネを破った2010年のチューリップ賞が最初です。当時、6月7日生まれの馬が前年の最優秀2歳牝馬を破って桜花賞候補へと名乗りを上げたことは話題になりました。
牧場時代のショウリュウムーンについて「もし、この馬が活躍しなかったら、何を目標に頑張れば良いのだろうかと、そう思わせてくれるほど輝いていた馬でした。この馬が中央競馬の重賞競走に勝ってくれたことで、もっと自分たちのスキルを上げていけば、いつかはG1競走に手が届くのではないかという目標を持つことが出来ました」と高村さん。
その後、4歳時には京都牝馬ステークスに勝ち、5歳時には朝日チャレンジカップで雄馬を一蹴。3つの重賞タイトルを手土産にノーザンファームで繁殖雌馬となり、産駒のショウリュウイクゾが2021年の日経新春杯に勝利することで繫殖雌馬としての優秀性も証明しています。
そんなショウリュウムーンが、サリオスの仔を受胎した状態で生まれ故郷である高村牧場に戻ってきたのは2023年。16歳の時でした。
「生産者として、ショウリュウムーンの仔を自分の手で取り上げてみたいと思っていましたので、オーナーからその話をいただいた時は素直に嬉しかったです」と、その時を思い出したかのように頬を緩ませ「高齢での移動、そして出産を控えている身でしたから、心配がなかったと言えば嘘になりますが、環境の変化に動じることなく立派な雄馬を産んでくれました。自分自身が生まれた場所だったので、いわゆる〝水が合った〟のかもしれません」と、当時のことを話してくれました。
「臆することなく、高村牧場らしく育てたい」。その馬は、順調であれば今年中にデビューとなりますが「ケガ無く健康であることが一番ですが、たくさんの方の印象に残るような馬になって欲しい」と思いを寄せています。そして、その出産を最後に繁殖生活から引退。ショウリュウムーンはサードキャリアとしての生活をスタートさせることになりました。
現在は朝8時から夕方まで、若い繁殖雌馬と同じ放牧地で過ごしています。写真や動画でご確認いただけるように、まだ若々しさを残す馬体は現役の繁殖雌馬と見間違わんばかりです。「経験豊富な馬ですから、出産を控えた若い繁殖雌馬や当歳馬に安心を与えるリードホースとしての役割を期待していますが、その期待によく応えてくれていると思います。今は、半妹のエミーズレシピ含めた3頭で放牧していますが、馬同士で姉妹だということがわかるのでしょうか。以前はポツンと1頭でいることが多かった馬が、ショウリュウムーンを介して他の馬との距離を縮めてくれました。放牧中のストレスは受胎率にも影響しますので、大変助かっています」と言う高村さんには、もうひとつ嬉しい出来事がありました。「ショウリュウムーンがエピファネイアとの間に産んだショウリュウシェルを当牧場に繁殖雌馬としてお譲りいただきました」と白い歯をこぼしています。
高村牧場は、出産、種付けの期間は見学をお断りしていますが、昨年は夏から秋にかけて多くのファンが足を運んでくれたそうです。「これほど多くの方に愛されていた馬だったのかということを改めて知りました。オーナーが大切にされていた馬ですが、私たちにとっても宝物のような馬。19歳という年齢は功労馬としては若手に入るのかもしれませんが、1日でも長くショウリュウムーンらしく生きていられるように全力でケアします。そして、佐々木厩舎やノーザンファームの方々への感謝の気持ちを忘れず、ショウリュウシェルからこのファミリーをさらに発展させていきたい。それが私たちに課せられた使命だと思っています」と意気込みを話してくれました。