重賞競走
'11 ブリーダーズGC(中央交流) Jpn2
'12 ブリーダーズGC(中央交流) Jpn2
'13 名古屋GP(中央交流) Jpn2
'11 白山大賞典(中央交流) Jpn3
'12 マーキュリーC(中央交流) Jpn3
着順 | 日付 | レース名 | 競馬場 | 芝ダ | 距離 |
1 | 2011年08月11日 | ブリーダーズGC(中央交流) Jpn2 | 門別 | ダ | 2000 |
1 | 2012年08月16日 | ブリーダーズGC(中央交流) Jpn2 | 門別 | ダ | 2000 |
1 | 2013年12月25日 | 名古屋GP(中央交流) Jpn2 | 名古屋 | ダ | 2500 |
1 | 2011年10月04日 | 白山大賞典(中央交流) Jpn3 | 金沢 | ダ | 2100 |
1 | 2012年07月16日 | マーキュリーC(中央交流) Jpn3 | 盛岡 | ダ | 2000 |
2 | 2012年11月05日 | JBCクラシック(中央交流) Jpn1 | 川崎 | ダ | 2100 |
2 | 2011年11月24日 | 浦和記念(中央交流) Jpn2 | 浦和 | ダ | 2000 |
2 | 2013年08月15日 | ブリーダーズGC(中央交流) Jpn2 | 門別 | ダ | 2000 |
2 | 2013年11月20日 | 浦和記念(中央交流) Jpn2 | 浦和 | ダ | 2000 |
2 | 2013年07月15日 | マーキュリーC(中央交流) Jpn3 | 盛岡 | ダ | 2000 |
3 | 2011年11月03日 | JBCクラシック(中央交流) Jpn1 | 大井 | ダ | 2000 |
3 | 2010年12月23日 | 名古屋GP(中央交流) Jpn2 | 名古屋 | ダ | 2500 |
3 | 2014年12月23日 | 名古屋GP(中央交流) Jpn2 | 名古屋 | ダ | 2500 |
3 | 2010年03月28日 | マーチS G3 | 中山 | ダ | 1800 |
3 | 2013年10月08日 | 白山大賞典(中央交流) Jpn3 | 金沢 | ダ | 2100 |
3 | 2014年07月21日 | マーキュリーC(中央交流) Jpn3 | 盛岡 | ダ | 2000 |
4 | 2011年12月29日 | 東京大賞典 G1 | 大井 | ダ | 2000 |
4 | 2012年06月27日 | 帝王賞(中央交流) Jpn1 | 大井 | ダ | 2000 |
5 | 2014年06月25日 | 帝王賞(中央交流) Jpn1 | 大井 | ダ | 2000 |
1 | 2009年12月12日 | 北総S 1600万下 | 中山 | ダ | 1800 |
1 | 2010年08月07日 | 関越S オープン | 新潟 | ダ | 1800 |
3 | 2010年03月06日 | 仁川S オープン | 阪神 | ダ | 2000 |
年 | 主催者 | レース回数 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 賞金 |
2007年 | 中央 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 |
2008年 | 中央 | 6 | 2 | 2 | 0 | 2 | 19,500,000 |
2009年 | 中央 | 8 | 3 | 1 | 1 | 3 | 52,730,000 |
2010年 | 中央 | 7 | 1 | 0 | 2 | 4 | 38,386,000 |
2010年 | 地方 | 2 | 0 | 0 | 1 | 1 | 4,030,000 |
2011年 | 地方 | 5 | 2 | 1 | 1 | 1 | 100,000,000 |
2011年 | 中央 | 4 | 0 | 0 | 0 | 4 | 5,300,000 |
2012年 | 中央 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 |
2012年 | 地方 | 5 | 2 | 1 | 0 | 2 | 89,000,000 |
2013年 | 地方 | 5 | 1 | 3 | 1 | 0 | 58,660,000 |
2014年 | 中央 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 |
2014年 | 地方 | 4 | 0 | 0 | 2 | 2 | 13,520,000 |
2015年 | 地方 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1,600,000 |
合計 | 中央 | 29 | 6 | 3 | 3 | 17 | 115,916,000 |
合計 | 地方 | 22 | 5 | 5 | 5 | 7 | 266,810,000 |
現在は真夏の女王決定戦として定着している「ブリーダーズゴールドカップ」は、かつて牡馬混合の中央・地方全国交流競走として行われていました。
そのレースで2011年、2012年と連覇を果たしたのが、今回紹介するシビルウォーです。
現役時代の通算成績は51戦11勝。ブリーダーズゴールドカップ含めダートグレード競走5勝と長くトップレベルで活躍した同馬は、2020年12月、6年間の種雄馬生活を終え、現在は門別競馬場、そして種雄馬生活を送ったブリーダーズスタリオンステーションからほど近い白井牧場不二ファーム乗馬クラブへと移動してきました。
現在は、同じ戸田博文厩舎(美浦)に所属していた1歳年下のブレイクランアウトと同じ放牧地で2頭だけ。
のんびりとした悠々自適の生活を送っています。
基本的な放牧時間は朝6時くらいから夕方まで。
ただし、2021年の夏は普段は冷涼な日高地方も猛暑に襲われており、涼しい馬房で過ごさせることが多いようです。
真夏のダートグレード競走を連覇しているとはいえ、そこは繊細なサラブレッド。
管理するスタッフによってしっかりと暑さ対策がされているようです。
この日は、撮影のためにいつもと違う放牧地に1頭だけ。
いつもそばにいるパートナーのブレイクランアウトがいないせいか、やや不安に思っているのかもしれません。
放牧地の出入り口付近からあまり離れようとせずに、自分が帰るべき馬房の方をじっと見つめるなど、いつもと違うような行動が、随所に垣間見えました。
「どちらかといえば控えめな性格です。
種雄馬にありがちな『俺が、俺が』というような自己主張の強いタイプではないみたいです。」
紹介してくれたのは同ファーム所属で、馬術大会への出場経験も豊富な森朱里さんです。
放牧ではパートナーのブレイクランアウトのあとを付いてまわっていることも多く、時には追いかけまわされることも。
「そういった性格ですから、普段はおとなしくて扱いやすい馬です。」
とのこと。
移動してきてまだ1年も経っていませんが、すっかりと環境の変化にも慣れ「けがや病気などもなく、食欲も旺盛」だそうです。
とはいえ、シビルウォーに限った話ではありませんが、種雄馬を引退することによる変化は大きく栄養管理や運動量の調整など、管理するスタッフの細かなケアが不可欠です。
まだ16歳。運動不足解消のために調馬索調教(長い手綱を使って、人間が騎乗することなく円運動をさせること)をすることもあるそうですが
「本当に素直な馬なのですが、気合が入ったときのパワーは、さすが重賞5勝馬だと思います。」
頼もしそうです。
ここ白井牧場不二ファーム乗馬クラブは競走馬の生産、そして育成を行っている白井牧場に隣接しているため、シビルウォーを現役時代に管理していた戸田調教師も「事あるごとに馬へのお土産とともに、様子を見に来て下さいます」とのこと。
いかに大切にされてきたかがうかがえるエピソードです。
ちょっと残念なことは、移動してきてから現在に至るまで、新型コロナの影響で見学者の方々を思うように迎え入れることができないこと。
「まだ若いですし、馬は本当に元気です。従来のように、自由に行き来を楽しむことができるようになったら、会いに来てほしいですね。」
とのこと。
「本当に長い間頑張ってくれた馬ですので、これからはゆっくりと余生を楽しんでほしいと思います。そうしたお手伝いをしていけたらと思っています。」
と、馬へ深い愛情を注いでいます。