重賞競走
'06 小倉サマージャンプ JG3
'06 阪神ジャンプS JG3
'06 東京オータムジャンプ JG3
'07 小倉サマージャンプ JG3
'07 阪神ジャンプS JG3
'08 阪神ジャンプS JG3
'10 新潟ジャンプS JG3
'10 阪神ジャンプS JG3
着順 | 日付 | レース名 | 競馬場 | 芝ダ | 距離 |
1 | 2006年07月22日 | 小倉サマージャンプ JG3 | 小倉 | 障 | 3390 |
1 | 2006年09月18日 | 阪神ジャンプS JG3 | 中京 | 障 | 3330 |
1 | 2006年10月14日 | 東京オータムジャンプ JG3 | 東京 | 障 | 3300 |
1 | 2007年07月21日 | 小倉サマージャンプ JG3 | 小倉 | 障 | 3390 |
1 | 2007年09月17日 | 阪神ジャンプS JG3 | 阪神 | 障 | 3140 |
1 | 2008年09月20日 | 阪神ジャンプS JG3 | 阪神 | 障 | 3140 |
1 | 2010年08月21日 | 新潟ジャンプS JG3 | 新潟 | 障 | 3250 |
1 | 2010年09月20日 | 阪神ジャンプS JG3 | 阪神 | 障 | 3140 |
年 | 主催者 | レース回数 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 賞金 |
2003年 | 中央 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 700,000 |
2004年 | 中央 | 12 | 1 | 2 | 1 | 8 | 12,400,000 |
2005年 | 中央 | 9 | 0 | 0 | 1 | 8 | 3,000,000 |
2005年 | 中央(障害) | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 15,784,000 |
2005年 | 地方 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 500,000 |
2006年 | 中央(障害) | 7 | 3 | 1 | 0 | 3 | 114,791,000 |
2007年 | 中央(障害) | 8 | 4 | 3 | 0 | 1 | 150,547,000 |
2008年 | 中央(障害) | 6 | 1 | 3 | 0 | 2 | 86,908,000 |
2010年 | 中央 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 |
2010年 | 中央(障害) | 9 | 2 | 1 | 1 | 5 | 90,170,000 |
2011年 | 中央(障害) | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3,000,000 |
合計 | 中央 | 23 | 1 | 2 | 2 | 18 | 16,100,000 |
合計 | 中央(障害) | 34 | 11 | 9 | 1 | 13 | 461,200,000 |
合計 | 地方 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 500,000 |
鹿児島空港から車で約30分。
霧島高原乗馬クラブに、2006年の東京オータムジャンプなど障害重賞で8勝を記録したコウエイトライを訪ねました。
「牧園」という地名だけに、どこか心が躍りだします。
ここでは元競走馬のサラブレッドや中間種など30数頭が暮らしています。
騎手としてダービーを2勝した元騎手の四位洋文調教師が、子供の頃にここで馬を学んだことでも有名です。
コウエイトライは現役引退後、繁殖牝馬とはならずに、生まれ故郷に戻り、この場所へとやってきました。
引退名馬として生活をスタートさせたのは2016年からです。
「今でもそうなんですが、とても気が強い馬です。もし、会いに来てくださる方はご注意ください。」と、笑いながら、馬を紹介してくれたのは、障害馬術の選手として数々の大会に優勝し、ここでインストラクターとして若手ライダーの育成にも情熱を傾ける村岡一孝さん。
「生産者兼馬主の方も地元の方ですし、そんな縁もあってここに来たのだと思います。自分自身も競馬に興味がないわけではないので、コウエイトライをお預かりさせていただくと聞いたときは嬉しかったですし、どんな馬なのだろうかと、楽しみにしていました。」と、話してくれました。
今は、馬の体調や天候などに合わせて1日数時間の放牧のほか、運動不足にならないようにと、実際に人間がまたがって運動をすることもあるそうです。
「とても柔らかい反面、力強い動きをする馬です。瞬発力みたいなものも感じさせますし、さすがあれだけの活躍をした馬だなって、そう思います。」
それだけに、プライドも人一倍だそうで、例えば飼い葉を与える順番ひとつ取っても、「自分が先」とアピールするそうです。
いわゆる、ボス的な気性なのでしょう。
「こちらに移動してきたばかりの頃は、何かおもしろくないことがあって機嫌を損ねると、馬房を蹴ったり、壁にもたれたり。これだけの馬ですから、パワーも凄くて、厩舎が壊れるかと思いました。」と、笑います。
写真や動画でどこまで伝わるかはわかりませんが、とにかく元気。
村岡さんの言葉を借りれば「それでも、少し背中が落ちてきたかな。」と、言いますが、毛つやも良く、放牧中の運動量も豊富。
何かを食べているとき以外は、常にアグレッシブに動きまわっています。
性格を尋ねると「あまりほかの馬と一緒にいることが好きではないみたいです。なので、今は放牧するときは1頭です。その方が馬もリラックスできるみたいで、のんびりと過ごしています。干渉されるのが、あまり好きではないのでしょうね。」とのこと。
人気は全国区。この馬を訪ねに多くのファンが足を運ぶそうです。
「本当に長い間頑張ってきた馬ですから、ファンも多いのだと思います。そういう方々の中には、厩舎の前で2、3時間、馬との時間を楽しんでおられるかたもいらっしゃいます。」とのこと。
空港にも近く、観光地にある乗馬クラブですから、もちろん馬に乗ることもできます。
「気軽に会いに来てくれたら、自分たちも嬉しいです。ただ、気が強い面があるので、見学の際はご注意ください。」と、おっしゃっていました。