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ミホシンザン

プロフィール

父: シンザン
母: ナポリジヨオー
品種: サラブレッド
性別: 雄
毛色: 鹿毛
生年月日:1982年04月16日
母馬所有者: 日進牧場
生産牧場: 日進牧場
産地: 北海道浦河郡浦河町

重賞競走

'85 皐月賞 G1

'85 菊花賞 G1

'87 天皇賞(春) G1

'85 スプリングS G2

'85 京都新聞杯 G2

'87 AJCC G2

'87 日経賞 G2

近況 2014年12月

2014年12月4日に死亡しました。

JAIRS情報提供者:

繋養展示場所
〒 北海道浦河郡浦河町
 
展示時間
09時00分~09時00分
着順 日付 レース名 競馬場 芝ダ 距離
1 1985年04月14日 皐月賞 G1 中山 2000
1 1985年11月10日 菊花賞 G1 京都 3000
1 1987年04月29日 天皇賞(春) G1 京都 3200
1 1985年03月24日 スプリングS G2 中山 1800
1 1985年10月20日 京都新聞杯 G2 京都 2200
1 1987年01月25日 AJCC G2 中山 2200
1 1987年04月05日 日経賞 G2 中山 2500
2 1985年12月22日 有馬記念 G1 中山 2500
3 1986年10月26日 天皇賞(秋) G1 東京 2000
3 1986年11月23日 ジャパンC G1 東京 2400
3 1986年12月21日 有馬記念 G1 中山 2500
3 1986年10月05日 毎日王冠 G2 東京 1800
1 1985年02月23日 水仙賞 400万下 中山 2000
主催者 レース回数 1着 2着 3着 着外 賞金
1985年 中央 8 6 1 0 1 243,349,200
1986年 中央 5 0 0 4 1 70,065,400
1987年 中央 3 3 0 0 0 171,264,600
合計 中央 16 9 1 4 2 484,679,200
年度 表彰情報
1985年 最優秀3歳牡馬
1985年 最優秀父内国産馬
1986年 最優秀父内国産馬
1987年 最優秀父内国産馬

2013年10月 -1985年菊花賞を優勝した「ミホシンザン」を訪ねて-

 戦後初の日本クラシック三冠馬のシンザンを父に持つミホシンザンは、1985年の皐月賞と菊花賞を優勝しクラシック二冠馬となりました。
ミホシンザンは現在、父が種雄馬としての時代を過ごした浦河の谷川牧場で余生を送っています。


 「現在31歳とかなりの高齢なこともあって、さすがに以前より徐々に痩せてきてはいますが、食欲は悪くはないですよ。
 多少天気が悪くても放牧させています(訪問した日は雨が降っていました)。
 天気が悪い時は、午前中に厩舎に戻しますが、通常は夕方まで放牧しています。

 血統なのか、父シンザン同様に彼も大変長生きです。
 彼の息子のマイシンザンも長生きでしたよね(マイシンザンは今年の春に亡くなりました。 23歳でした。)

 今でも、撮影などがある時に私が彼の引き手をとると顔を近づけてじゃれて噛んでくる事もあります。
 この癖は父のシンザンもそうだったですよ。
 癖といえば、現役時に競馬場などで熊癖〔ゆうへき〕があったけど、集牧の時間が少し遅れると早く帰りたいとこの癖が出ることもあります。


 放牧地は、いつもお気に入りの場所があって、そこでのんびりと過ごしています。
 ほら、そこの牧柵そばの場所、そこだけ放牧地の草がないでしょ」

 
 と現在の状況を教えてくださったのは、谷川牧場の谷川貴英社長。
 長い年月を共に過ごした人馬の絆を感じました。


 「彼ね、種雄馬生活の最初はうちで繋養していたけど、浦河地区にある種馬場を一か所に統合(現:イーストスタッド)することになって、イーストスタッドに移動しました。
 何日かたってイーストスタッドに行ったら、まっさきに迎えに来てくれました」
と種雄馬時代の微笑ましいエピソードも話してくれました。


 ミホシンザンが30歳を迎えた頃から、訪問者数が増えてきているようで、週に3日くらいは訪問者があるそうです。
 毎年ミホシンザンに会いに来るファンも多く、また、最近では現役時代を知らないようなファンも会いに来てくれるそうです。
 少しでも繋養展示事業が競馬のファン拡大の一役に繋がってくれたら、と最後に話してくれました。


谷川牧場にはミホシンザン以外にチョウカイキャロルも繋養されています。