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事業報告

平成27年度

(平成27年度 公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル事業報告書から抜粋)

Ⅲ 引退競走馬に関する事項(公益目的事業3)

 一般市民に引退競走馬と触れあう機会を提供して馬の魅力を伝えること、豊かな人間性の涵養と競馬に対する国民の信頼確保に寄与することを目的とし、引退競走馬の繋養展示活動への助成および情報提供などの事業を実施した。
1 引退競走馬の繋養展示活動への助成事業
(1) 繋養展示活動への助成
 競走、繁殖、乗馬などの経済活動を終えた高齢の引退競走馬のうち、競走馬として活躍し、競馬の発展に貢献した名馬を繋養展示する所有者に対し、対象馬の飼養費などに係る経費の一部を助成した。
 なお、平成27年から本事業の充実を図り、①助成対象馬の年齢を「14歳以上」から「10歳以上」に引き下げ、②新規の助成対象馬の審査および交付決定を年一回から年二回(前期、後期)とし、③20歳、25歳、30歳(平成27年は31歳以上の助成対象馬についても)を迎えた助成対象馬に対し通常の助成金に加え特別助成金を交付した。
 助成対象馬の頭数は、年度当初211頭(継続183頭、新規28頭)で、後期に新規8頭が加わったものの、年度途中に死亡などにより22頭減少した結果、年度末は197頭であった。また、特別助成金は、43頭の助成対象馬に対し交付した。
区分 助成対象頭数
平成27年度 平成26年度
前期 後期
中央競馬重賞競走勝馬 継続 170 181 183
新規 23 7 15
193 188 198
地方競馬ダートグレード競走勝馬 継続 13 18 14
新規 5 1 1
18 19 15
211 207 213
(2) 馬名プレートの提供
 繋養展示する施設を訪問した一般市民に対し、助成対象馬の情報を分かりやすく伝えるため、展示施設に馬名、血統、毛色、競走成績などを表記したプレート(2枚)を提供した。
2 引退競走馬の情報提供事業
 ホームページやパンフレットにより、引退競走馬の近況や繋養展示する場所などの情報を広く一般に提供した。


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