マンハッタンスカイ
プロフィール
- 父: マンハッタンカフェ
- 母: デック
- 品種: サラブレッド
- 性別: 雄(セン)
- 毛色: 黒鹿毛
- 生年月日:2004年04月06日
母馬所有者: カミイスタット
- 生産牧場: カミイスタット
- 産地: 北海道新冠郡新冠町
Catch up with Your Old Heroes
今、あの馬はどうしてる?
クラブ会員の方がよく見学にこられます。見学者の方から、マンハッタンスカイに孫が生まれたことを教えていただきました。是非会いにきてください。
情報提供者:所有者
Location & Conditions for Visitors
繋養者・見学条件
- 繋養展示場所
- 〒785-0165 高知県須崎市浦ノ内出見5番地
-
- 土佐黒潮牧場
- TEL
- 088-857-0468
- 展示時間
- 09時00分~12時00分
- 見学休止期間
- 年末年始
- 連絡予約
- 前日まで
- 見学方法
- 自由見学
- 厩舎内への立ち入り
- 制限有
- 備考
- 見学時は噛む馬もいますので一声かけてから見学をお願いします。
Race Record
競走成績
着順 |
日付 |
レース名 |
競馬場 |
芝ダ |
距離 |
1 |
2008年11月24日 |
福島記念 Jpn3 |
福島 |
芝 |
2000 |
2 |
2008年05月31日 |
金鯱賞 G2 |
中京 |
芝 |
2000 |
2 |
2008年05月10日 |
新潟大賞典 Jpn3 |
新潟 |
芝 |
2000 |
3 |
2008年07月27日 |
函館記念 Jpn3 |
函館 |
芝 |
2000 |
1 |
2007年07月01日 |
鶴橋特別 500万下 |
阪神 |
芝 |
2000 |
1 |
2007年07月21日 |
松前特別 1000万下 |
函館 |
芝 |
2600 |
1 |
2008年04月26日 |
メルボルンT 1600万下 |
京都 |
芝 |
2000 |
1 |
2009年07月12日 |
巴賞 オープン |
札幌 |
芝 |
1800 |
1 |
2010年06月19日 |
函館競馬場グランドOP記念 オープン |
函館 |
芝 |
1800 |
2 |
2009年01月04日 |
万葉S オープン |
京都 |
芝 |
3000 |
2 |
2009年04月12日 |
福島民報杯 オープン |
福島 |
芝 |
2000 |
年 |
主催者 |
レース回数 |
1着 |
2着 |
3着 |
着外 |
賞金 |
2006年 |
中央 |
5 |
0 |
0 |
2 |
3 |
4,850,000 |
2007年 |
中央 |
13 |
3 |
2 |
1 |
7 |
36,527,000 |
2008年 |
中央 |
15 |
2 |
3 |
2 |
8 |
132,727,000 |
2009年 |
中央 |
15 |
1 |
2 |
0 |
12 |
59,278,000 |
2010年 |
中央 |
10 |
1 |
0 |
0 |
9 |
23,343,000 |
2011年 |
中央 |
7 |
0 |
0 |
0 |
7 |
0 |
2012年 |
中央 |
1 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
2012年 |
中央 |
2 |
0 |
0 |
0 |
2 |
0 |
合計 |
中央 |
66 |
7 |
7 |
5 |
47 |
256,725,000 |
合計 |
中央 |
2 |
0 |
0 |
0 |
2 |
0 |
Stories
コラム
2019年6月 ~マンハッタンスカイとの再会~
高知龍馬空港から車で約1時間。引退馬が余生を送る土佐黒潮牧場は、高知県須崎市の浦ノ内湾に面した場所にあります。
海からはさわやかな潮風が牧場内を吹きぬけ、適度な温度と湿度が保たれています。競走という役目を終えた馬たちが生き生きと生活しているような、そんな印象も受けます。
そうです。ここは、山と海に囲まれた馬たちの楽園なのです。
ここは、1995年12月に「本当に、ただの競馬ファン」だったという濱脇敬弘さんが、現役を退いた競走馬たちがどのような運命をたどるのかを知って、自宅近くの土地を賃借し、そして開設した牧場です。
それまで馬を扱ったことがなかった濱脇さんは、日本初となる馬の養老牧場「イーハトーヴ・オーシャンファーム」からノウハウを学び、そして馬の扱いは同牧場の繋養第1号となった高知競馬の元競走馬のアングロアラブ種ブルーシーズ号から教わったと言います。
2008年の福島記念や函館競馬場改修のために札幌競馬場で行われた2009年の巴賞、「函館競馬場グランドオープン記念」などに優勝したマンハッタンスカイは現在、高知県の土佐黒潮牧場で余生を送っています。
8歳まで現役を続けたマンハッタンスカイは、1年間だけ種牡馬生活を送り、種付シーズン終了後、その夏から、ここ土佐黒潮牧場に移動してきました。7月のことでした。
「(馬主の)ユニオンオーナーズクラブさんとは、かつて黒潮友馬会の所属馬だったラガーチャンピオンの全弟ジークレフからのお付き合いでした」というのは創業者の濱脇敬弘さんの実娘で、現在同牧場の代表を務める由起子さん。「現役時代から引退後はここでというお話をいただいていたのですが、種牡馬登録をされたと聞いて半ば諦めていたところ、約束を覚えていただいていて嬉しかったです」と、その経緯を話してくれました。
「多くの方から愛されている馬だということを、改めて感じています。黒潮友馬会の会員の方はもちろんですが、ユニオンオーナーズクラブの会員の方や、ファンの方も会いに来てくださいます」。
少々余談となりますが、1年限りの種牡馬生活で残した産駒は3頭。そのすべてがユニオンオーナーズクラブの馬としてJRAでデビューし、その中の1頭ヴァレッタスカイはマンハッタンスカイの生まれ故郷でもあるカミイスタットで繁殖牝馬となっています。その初仔は早ければ来年にデビュー予定です。
放牧地でのマンハッタンスカイは、本当に格好の良い馬でした。登録されている毛色は異なりますが、その父マンハッタンカフェを彷彿させる真っ黒で、シャープな馬体。サンデーサイレンス系の馬らしく、あまり無駄肉がつかないタイプなのかもしれません。15歳という年齢を感じさせない若々しさも感じさせてくれました。
「以前、(攻撃的な気性の)エイシンガイモンと向かいあわせの馬房だったことがあるのですが。どうやらそのときに覚えたらしく、噛むふりをするのです」とスタッフの寺尾仁孝さんがこっそり教えてくれました。それを濱脇さんは「本当に噛むわけではないので、お茶目なやつ。ひょうきんなんです」と表現しました。
しかし、放牧地でのマンハッタンスカイはまた違った印象でした。カメラを向けるとポーズを取るのです。クラブ法人所属馬として長く活躍し、7勝をあげたマンハッタンスカイは、写真に撮られ慣れているのかもしれません。
土佐黒潮牧場で働く人たちは本当に忙しそうですが、ここではゆっくりと時間が流れているような気がします。「ぜひ、足を運んでください」というメッセージをお預かりしました。