アロンダイト

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重賞競走

  • '06 ジャパンCダート G1

プロフィール

  • 父: エルコンドルパサー
  • 母: キャサリーンパー
  • 品種: サラブレッド
  • 性別: 雄(セン)
  • 毛色: 黒鹿毛
  • 生年月日:2003年05月04日
  • 母馬所有者: ノーザンファーム
  • 生産牧場: ノーザンファーム
  • 産地: 北海道勇払郡早来町
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Catch up with Your Old Heroes 今、あの馬はどうしてる?

2022年4月にノーザンホースパークから来場しました。デルタブルース・ジャガーメイルと3頭で一緒に放牧していることが多いです。ノーザンホースパークでは見ることが出来なかった広々とした放牧場での放牧風景を是非見に来てください。

情報提供者:繋養者

Location & Conditions for Visitors 繋養者・見学条件

(C)JAIRS 撮影日 2024年5月23日
繋養展示場所
〒717-0501 岡山県真庭市蒜山中福田958~38
 
オールド・フレンズ・ジャパン
展示時間
10時00分~17時00分
休日
水曜日
見学休止期間
12月01日 ~ 03月15日
 
冬季の安全確保が難しいため
見学申込方法
連絡不要 直接訪問可
見学方法
自由見学
厩舎内への立ち入り
不可
備考
放牧地での見学のみとなります

Pedigree 血統表

Race Record 競走成績

着順 日付 レース名 競馬場 芝ダ 距離
1 2006年11月25日 ジャパンCダート G1 東京 2100
2 2009年05月24日 東海S G2 中京 2300
3 2009年08月13日 ブリーダーズGC(中央交流) Jpn2 門別 2000
4 2009年06月24日 帝王賞(中央交流) Jpn1 大井 2000
1 2006年07月29日 魚沼特別 1000万下 新潟 1800
1 2006年10月22日 銀蹄S 1600万下 東京 2100
主催者 レース回数 1着 2着 3着 着外 賞金
2005年 中央 2 0 0 0 2 0
2006年 中央 6 5 0 1 0 180,699,000
2007年 中央 1 0 0 0 1 5,900,000
2009年 中央 5 0 1 0 4 22,336,000
2009年 地方 2 0 0 1 1 13,000,000
合計 中央 14 5 1 1 7 208,935,000
合計 地方 2 0 0 1 1 13,000,000
年度 表彰情報
2006年 最優秀ダートホース

Stories コラム

2023年12月 ~アロンダイトとの再会~

2016年リオデジャネイロオリンピックで馬場馬術の日本代表にもなった原田喜市さんが代表を務めるのは岡山県真庭市にある『オールド・フレンズ・ジャパン』。

ここは、現役生活を引退した馬たちが安心して余生が送れるように、そしてその場所から新しい未来を創りあげていけるようにと2020年秋に設立された場所です。

その思いは日本中央競馬会(JRA)の公式ホームページ内にも収められており、元気に過ごす馬たちの姿を見ることができます。


2006年、デビュー4戦目の未勝利を勝ち上がったあと破竹の5連勝でジャパンCダート(現在のチャンピオンズカップ)を制覇。

3歳にしてダート界の頂点へと上り詰めたアロンダイトも、2022年4月から、ここで引退名馬としての余生を送っています。


「移動してきた直後は北海道から岡山県までの長距離輸送の疲れみたいなものがありましたが、すぐに回復しました。
20歳とはいえ、心身ともに芯の部分から健康なのだと思います。」
と現況を教えてくれたのは一般社団法人オールド・フレンズ・ジャパンの澤井靖子理事。

「本当に手がかからない馬。
ここに来てからは1度も騎乗運動はしていませんし、調馬索による運動もさせてはいません。
おとなしくて手がかからない馬というのはスタッフ全員の共通認識です。
それから、アロンダイトの何がすごいって、食欲が凄いです。
体が大きいこともありますが、極端なことを言うとほかの馬の1.5倍くらいは食べますよ。」


今年の夏は全国的に猛暑で、ここも例外ではなかったのですが、体調を1度も崩すことなく、かつてノーザンホースパークでも一緒だったデルタブルース、ジャガーメイル、そしてブライトエンブレムと同じ放牧地で仲良く過ごしていました。

「アロンダイトは、どちらかといえば孤独を愛するタイプ。
『 構ってちゃんタイプ』のブライトエンブレムからは微妙な位置関係を保ちつつ、放牧地では先輩であり仲の良いデルタブルースとは良い関係を築いているようです。」

と耳打ちしてくれました。


実は、この写真、そして動画の撮影は夏に行いましたが、冬本番を迎えようという季節になると基本的にはウォーキングマシーンとサンシャインパドック放牧ですごしているそうです。


「ここは本格的な冬になると結構な量の雪が積もりますので放牧地での放牧は中止します。ただ、運動不足になっても困りますので短い時間ですが4頭一緒に馬場に放すこともあります。」

そんなときでも4頭の位置関係は変わらぬままといいますから、集団で生活する馬という動物の不思議なところを感じさせる話です。


「デルタブルースとかジャガーメイルなんかはときにテンションが上がりすぎる時があるのですが、この馬はそんなこともなく、ほかの馬が走り出すと一緒になって走る程度。
本当のところは馬に聞いてみないとわかりませんが、ストレスとは無縁の平穏な生活を送ってくれているようです。」

と満足そうです。


「現役を引退してからずいぶんと長い時間が経過していますが、今でもときに出資者やファンの方が訪ねてきてくれますし、愛されている馬だということがわかります。
このまま穏やかに1日でも長く元気で過ごして欲しいと願っています。」


と優しいまなざしで馬たちを見守っています。