テレグノシス
重賞競走
- '02 NHKマイルC G1
- '03 京王杯スプリングC G2
- '04 毎日王冠 G2
プロフィール
- 父: トニービン
- 母: メイクアウイッシュ
- 品種: サラブレッド
- 性別: 雄(セン)
- 毛色: 鹿毛
- 生年月日:1999年05月11日
母馬所有者: 社台ファーム
- 生産牧場: 社台ファーム
- 産地: 北海道千歳市
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今、あの馬はどうしてる?
Location & Conditions for Visitors
繋養者・見学条件
- 繋養展示場所
- 〒 北海道札幌市清田区
-
- 展示時間
- 09時00分~09時00分
Race Record
競走成績
着順 |
日付 |
レース名 |
競馬場 |
芝ダ |
距離 |
1 |
2002年05月04日 |
NHKマイルC G1 |
東京 |
芝 |
1600 |
1 |
2003年05月18日 |
京王杯スプリングC G2 |
東京 |
芝 |
1400 |
1 |
2004年10月10日 |
毎日王冠 G2 |
東京 |
芝 |
1800 |
2 |
2004年06月06日 |
安田記念 G1 |
東京 |
芝 |
1600 |
2 |
2002年03月17日 |
スプリングS G2 |
中山 |
芝 |
1800 |
2 |
2004年05月16日 |
京王杯スプリングC G2 |
東京 |
芝 |
1400 |
2 |
2005年10月09日 |
毎日王冠 G2 |
東京 |
芝 |
1800 |
3 |
2003年08月17日 |
ジャックルマロワ賞 |
仏 国 |
芝 |
1600 |
3 |
2004年11月21日 |
マイルChS G1 |
京都 |
芝 |
1600 |
3 |
2005年05月15日 |
京王杯スプリングC G2 |
東京 |
芝 |
1400 |
3 |
2006年05月13日 |
京王杯スプリングC G2 |
東京 |
芝 |
1400 |
3 |
2006年08月06日 |
関屋記念 G3 |
新潟 |
芝 |
1600 |
4 |
2002年11月17日 |
マイルChS G1 |
京都 |
芝 |
1600 |
1 |
2002年02月03日 |
うぐいす賞 500万下 |
東京 |
芝 |
1600 |
年 |
主催者 |
レース回数 |
1着 |
2着 |
3着 |
着外 |
賞金 |
2001年 |
中央 |
3 |
1 |
0 |
1 |
1 |
8,557,000 |
2002年 |
中央 |
7 |
2 |
2 |
0 |
3 |
153,367,000 |
2003年 |
中央 |
5 |
1 |
0 |
0 |
4 |
60,994,000 |
2004年 |
中央 |
5 |
1 |
2 |
1 |
1 |
152,822,000 |
2005年 |
中央 |
6 |
0 |
1 |
1 |
4 |
41,538,000 |
2006年 |
中央 |
7 |
0 |
0 |
2 |
5 |
29,341,000 |
合計 |
中央 |
33 |
5 |
5 |
5 |
18 |
446,619,000 |
合計 |
仏国 |
2 |
0 |
0 |
1 |
1 |
40,005 |
合計 |
香港 |
2 |
0 |
0 |
0 |
2 |
0 |
Stories
コラム
2018年5月 ~テレグノシスとの再会~
第7回NHKマイルカップに勝ったテレグノシスが余生を過ごすモモセライディングファームは、札幌の中心部から車で30~40分ほどの距離にあります。
高速「北広島インターチェンジ」からも程近く、高速道路を使えば札幌競馬場からも所要時間はほとんど変わらないはずです。
北海道札幌市清田区美しが丘という名のとおり、ここは街全体が緑豊かな丘陵地と山林に覆われた自然豊かな住宅街です。
モモセライディングファームもその例に漏れず、交通量が多い幹線道路からほど近い距離にありますが、場内に一歩入れば馬のいななきと緑が出迎えてくれる心落ち着く場所です。
百瀬利宏さんにお話しを伺いました。
「レックスタッドから、ここに移動してきたのが2012年の夏ですから、もうすぐ丸6年になります。
移動してきたばかりの頃は去勢をしていなかったこともあって、ピリピリしていましたが、今はすっかりと落ち着いています。」
当時は、放牧すると1日中走り回っているような、そんな馬だったそうです。
しかし、時間の経過とともに落ち着きを見せ、現在は80歳になるという百瀬さんのお父さん(利正さん)と、3歳年上のマグナーテンが良いパートナーだそうです。
今でも利正さんの体調が良いときは、併せて100歳になろうかというコンビで乗り運動を行い放牧はマグナーテンと一緒。
「2頭は、とても仲が良いのです。」
同じようにJRAのマイル重賞戦線を歩んだ2頭。気があうところがあるのかもしれません。
この日はインストラクターの方が騎乗して運動を行いました。
「まだ極端に老け込む年齢ではありませんが、馬がストレスを感じるほどの運動をさせる必要はありませんから。」
と常歩、速歩、そして軽い駆歩を併せて15分程度。
往年の足さばきとは比べられませんが、それでもしっかりとした足取りはさすがにGⅠホースで力強さを感じます。
「乗用馬登録をしていないので大会には出場できませんし、お客様に騎乗いただくことはできませんが、おそらく初心者用の練習馬としても優秀な馬になっていたのではないかと思います。
それくらいおとなしく、クセがない馬です。」
今も、現役時代を知るようなファンがここを訪れ、ビジター用の練習馬の馬上からこの牧場の景色を楽しむようなこともあるそうです。
現在の日課を伺うと
「基本は舎飼いですが、こうやって運動をさせたり、あるいは放牧したりです。
本当は生まれ育った環境に近い大きな放牧地があるようなところで余生を送らせてあげることができれば、馬は幸せなんでしょうがね。」
とポツリ。
とは言うものの、こうやって人間の目が行き届く範囲で余生を過ごすことができる馬は幸せだと思います。
「内臓は本当に丈夫で健康な馬だと思いますが、去年あたりから運動したあとに軽い筋肉疲労のような症状を見せるようになりました。
そのために運動量は減らしています。
あと、少し歯が悪くなってきているのかな。
食べこぼしが多くなってきました。」
季節の変わり目ということもあって多少の冬毛は残っていましたが、毛艶もよく、体調は良さそうです。
シャープな体型は、トニービン産駒に共通するもので、19歳という年齢を考えれば、健康そうに見えます。
運動のあとは洗い場で汗を流してもらっていました。
お湯で汗を流し、シャンプーとブラッシング。
とても幸せそうな顔が印象的でした。
「縁あって、ここに来てくれた馬ですから、天寿を全うするまで健やかでいて欲しい。」
と暖かい目でテレグノシスを見つめていました。