重賞競走
'02 菊花賞 G1
'03 天皇賞(春) G1
'03 宝塚記念 G1
競走馬時代のオーナーは亡くなくなりましたが、同馬の余生を穏やかに過ごさせる事が私の使命であると思っています。
健康状態は良好で従順で扱いやすいです。
着順 | 日付 | レース名 | 競馬場 | 芝ダ | 距離 |
1 | 2002年10月20日 | 菊花賞 G1 | 京都 | 芝 | 3000 |
1 | 2003年05月04日 | 天皇賞(春) G1 | 京都 | 芝 | 3200 |
1 | 2003年06月29日 | 宝塚記念 G1 | 阪神 | 芝 | 2200 |
2 | 2003年10月12日 | 京都大賞典 G2 | 京都 | 芝 | 2400 |
3 | 2005年02月19日 | 京都記念 G2 | 京都 | 芝 | 2200 |
1 | 2002年06月22日 | 売布特別 500万下 | 阪神 | 芝 | 2200 |
1 | 2002年09月08日 | 野分特別 1000万下 | 阪神 | 芝 | 2000 |
年 | 主催者 | レース回数 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 賞金 |
2001年 | 中央 | 7 | 0 | 1 | 1 | 5 | 3,810,000 |
2002年 | 中央 | 11 | 4 | 1 | 2 | 4 | 197,237,000 |
2003年 | 中央 | 5 | 2 | 1 | 0 | 2 | 297,814,000 |
2004年 | 中央 | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 |
2005年 | 中央 | 2 | 0 | 0 | 1 | 1 | 16,128,000 |
合計 | 中央 | 28 | 6 | 3 | 4 | 15 | 514,989,000 |
年度 | 表彰情報 |
2003年 | 最優秀父内国産馬 |
ヒシミラクルは、菊花賞トライアルの神戸新聞杯にも出走しましたが6着に終わり、菊花賞の優先出走権は取れませんでした。
それでも菊花賞に出走するためいちるの望みを抽選にかけ、ここでようやく3/8の抽選を突破し菊花賞に出走することができました。
また、その出走はクラシック登録がなかったため追加登録金を払ってのものでもありました。
そしてその本番、菊花賞では10番人気という低評価を覆し見事に勝利をあげました。
その後も天皇賞(春)で7番人気、宝塚記念で6番人気という下馬評を覆して優勝するなど強烈なインパクトを残した競走馬でした。
馬名のとおり何度もミラクルを起こし続けたヒシミラクルは、現在、浦河の中村雅明さんの牧場で余生を送っています。
「今でも、牧場に来た3年前と変わらず、食欲も旺盛で元気一杯」と中村さんは話してくれましたが、そのとおり、馬房から出てきたヒシミラクルは、それを裏付けるような迫力のある馬体を披露してくれました。
ヒシミラクルを見学に来るファンの方のことを中村さんに聞いたところ、毎年会いに来るファンの方が多いようで年に20組程度が訪れるようです。
「私ね、その時、全然お金がなくてね、最後にこの馬にかけてみよう、名前にミラクルが入っているから、それで、この馬の単勝を思いきり買ったらね、そうしたらね・・・」
「この馬のおかげで北海道旅行が行けるようになった」
などこの馬の馬券で儲けさせてもらい会いに来る方も多いようで、見学されるファンの間では、2003年の宝塚記念で話題を呼んだ「2億円おじさん」がこの中にいるのではないかと盛り上がっているようで「あれだけ儲けさせてもらって会いに来ないわけはないよね」と話されているそうです。
最後に中村さんが、「無口(頭絡)の色、勝負服をイメージして青にしているんだよ」と話してくれました。
中村雅明さんの牧場にはヒシミラクル以外にヒシナタリーも繋養されています。