ルスナイクリスティ
プロフィール
- 父: リンドシェーバー
- 母: タカノオーヒメ
- 品種: サラブレッド
- 性別: 雌
- 毛色: 鹿毛
- 生年月日:1998年04月28日
母馬所有者: 高昭牧場
- 生産牧場: 高昭牧場
- 産地: 北海道浦河郡浦河町
Catch up with Your Old Heroes
今、あの馬はどうしてる?
変わらず元気いっぱいに過ごしています。
情報提供者:繋養者
Location & Conditions for Visitors
繋養者・見学条件
- 繋養展示場所
- 〒059-3454 北海道浦河郡浦河町野深102
-
- カケハムポニークラブ
- TEL
- 080-5105-2334
- 展示時間
- 09時00分~16時00分
- 休憩時間
- 13時00分~14時00分
- 見学休止期間
-
12月01日
~
04月30日
-
- 繁殖シーズンのため
- 連絡予約
- 前日まで
- 見学方法
- 希望により案内あり
- 厩舎内への立ち入り
- 不可
Race Record
競走成績
着順 |
日付 |
レース名 |
競馬場 |
芝ダ |
距離 |
1 |
2001年06月10日 |
ファルコンS G3 |
中京 |
芝 |
1200 |
1 |
2000年10月14日 |
サフラン賞 500万下 |
東京 |
芝 |
1400 |
3 |
2001年05月12日 |
葵S オープン |
京都 |
芝 |
1200 |
年 |
主催者 |
レース回数 |
1着 |
2着 |
3着 |
着外 |
賞金 |
2000年 |
中央 |
6 |
2 |
1 |
1 |
2 |
19,315,000 |
2001年 |
中央 |
3 |
1 |
0 |
1 |
1 |
45,509,000 |
2002年 |
中央 |
2 |
0 |
0 |
0 |
2 |
0 |
2003年 |
中央 |
2 |
0 |
0 |
0 |
2 |
0 |
合計 |
中央 |
13 |
3 |
1 |
2 |
7 |
64,824,000 |
Stories
コラム
2022年6月 ~ルスナイクリスティとの再会~
今回は2001年の第15回中日スポーツ賞ファルコンステークスの勝ち馬ルスナイクリスティです。
競走成績は13戦3勝、うち重賞1勝。
優勝した中日スポーツ賞ファルコンステークスで、先頭を走るカルストンライトオ(後のスプリンターズS優勝馬)をとらえ、大外枠、6番人気で優勝しました。
競走馬引退後は、産まれ育った高昭牧場へ戻り、繁殖生活を開始。
シンデレラボーイを始めとする13頭を出産。
現在は、引退名馬として浦河町野深の合同会社カケハムポニークラブで余生を送っています。
カケハムポニークラブは、代表の高橋真紀さんが育成牧場や競馬場での経験を経て、2015年に浦河町に設立した牧場です。
サラブレッドやポニーの生産・販売、輸入馬具の小売卸売を行っていて、10ヘクタール以上ある広大な敷地にルスナイクリスティをはじめ、種雌馬と仔馬を繋養しています。
代表の高橋さんは、『馬にストレスを与えないこと』を大切にしているそうです。
カケハムポニークラブの広大な敷地でのびのびと穏やかに生活している馬たちを見て、良い牧場で余生を送ることができるルスナイクリスティは幸せだと感じました。
ルスナイクリスティについて聞くと
「とにかく気性が荒くて元気で、肢も触れない馬です。」
と高橋さん。
見に来てくれるファンの方にも
「本当に危ないので、絶対に触らないようにしてください。」
と伝えているそうです。
その反面、24歳にしては毛艶もよく本当に元気で、未だに王者の風格、不動のボス感を漂わせているようです。これまで多くの産駒を育て、繁殖を引退してもまだボスでいるとは、さすがは重賞勝馬です。
代表の高橋さんがなぜルスナイクリスティの繋養を始めたのか、きっかけを話してくださいました。
「雌馬の繁殖セールで購入しました。
現役時代の活躍も知っていたし、とてもお世話になっている高昭牧場さんの生産馬ということで注目していました。
浦河生産の重賞勝ち雌馬が上場されるのは珍しいのですが、是非、重賞勝馬を手掛けてみたかったこともあり購入を決めました。」
さらに、『繁殖生活を引退した後も、彼女が産まれ育った浦河で引退名馬として過ごしてもらいたい』と思ったことも、購入を決めた理由の一つだったそうです。
ファンの皆さんも繁殖引退後も会うことができて嬉しいでしょうね。
ルスナイクリスティのファンについて聞くと
「長い間、訪ねてくれるファンがいます。
いつもたくさんの写真を撮って、嬉しそうにしている姿を見ると、繋養していて良かったなと思います。」
と笑顔で答えてくれました。
高橋代表が、ルスナイクリスティの性格についてもう一つ教えてくださいました。
「気は強いけれど、ボスとして他の馬たちのケアやまとめ役もしてくれるので、本当に助かっているんです。」
馬は大きいけれど非常に臆病で繊細な生き物です。
出産が上手くいかなかったりすると傷ついてしまい、メンタルをやられてしまうこともあるそう。
「ルスナイクリスティは、その傷ついた馬を癒してくれるなど、メンタルケアがとても上手なんです。」
とおっしゃっていました。
気が強いボスである反面、子育てのキャリアも豊富で責任感も強く、他の繁殖雌馬のお母さん的なところもあるなんて立派な馬ですね。高橋さんから素敵なお話をたくさん聞かせて頂きました。
24歳でもまだまだ元気いっぱい!牧場のボス兼お母さんとして、今なお王者の風格を漂わせているルスナイクリスティ。
見学は可能なので、会いに行きたい方はカケハムポニークラブのサイトから予約してください。
ただ、危険ですので、ルスナイクリスティには絶対に触らないようにしてくださいね。
ルスナイクリスティには素敵な牧場で、いつまでも元気で余生を過ごして欲しいものです。