ブロードアピール
重賞競走
- '00 シルクロードS G3
- '00 根岸S G3
- '01 かきつばた記念(中央交流) G3
- '01 プロキオンS G3
- '01 シリウスS G3
- '02 ガーネットS G3
プロフィール
- 父: Broad Brush
- 母: Valid Allure
- 品種: サラブレッド
- 性別: 雌
- 毛色: 黒鹿毛
- 生年月日:1994年04月13日
母馬所有者: Diane C. Kem
- 産地: U. S. A.
Catch up with Your Old Heroes
今、あの馬はどうしてる?
Location & Conditions for Visitors
繋養者・見学条件
- 繋養展示場所
- 〒059-2124 北海道沙流郡日高町庫富734
-
- ヴェルサイユリゾートファーム
- TEL
- 01456-2-5655
- 展示時間
- 09時00分~15時00分
- 休日
-
木曜日
- 見学申込方法
- 連絡不要 直接訪問可
- 見学方法
- 自由見学
- 厩舎内への立ち入り
- 制限有
- 備考
- 見学の際は、マナーを守ってスタッフの案内に従ってください
Race Record
競走成績
着順 |
日付 |
レース名 |
競馬場 |
芝ダ |
距離 |
1 |
2000年02月06日 |
シルクロードS G3 |
京都 |
芝 |
1200 |
1 |
2000年11月12日 |
根岸S G3 |
東京 |
ダ |
1200 |
1 |
2001年05月03日 |
かきつばた記念(中央交流) G3 |
名古屋 |
ダ |
1400 |
1 |
2001年06月17日 |
プロキオンS G3 |
阪神 |
ダ |
1400 |
1 |
2001年09月29日 |
シリウスS G3 |
阪神 |
ダ |
1400 |
1 |
2002年01月06日 |
ガーネットS G3 |
東京 |
ダ |
1200 |
2 |
2001年10月31日 |
JBCスプリント(中央交流) G1 |
大井 |
ダ |
1200 |
2 |
1999年10月30日 |
スワンS G2 |
京都 |
芝 |
1400 |
2 |
1999年04月10日 |
阪急杯 G3 |
阪神 |
芝 |
1200 |
2 |
1999年11月27日 |
富士S G3 |
東京 |
芝 |
1400 |
2 |
2001年01月07日 |
ガーネットS G3 |
中山 |
ダ |
1200 |
3 |
1999年01月30日 |
京都牝馬特別 G3 |
京都 |
芝 |
1600 |
3 |
2001年01月29日 |
根岸S G3 |
東京 |
ダ |
1400 |
3 |
2001年11月23日 |
全日本サラブレッドC(中央交流) G3 |
笠松 |
ダ |
1400 |
4 |
2000年10月01日 |
スプリンターズS G1 |
中山 |
芝 |
1200 |
1 |
1998年11月29日 |
清洲特別 500万下 |
中京 |
芝 |
1200 |
1 |
1999年01月05日 |
室町特別 900万下 |
京都 |
芝 |
1200 |
1 |
1999年03月06日 |
うずしおS 1600万下 |
阪神 |
芝 |
1400 |
1 |
2000年05月14日 |
栗東S オープン |
京都 |
ダ |
1200 |
3 |
2000年08月27日 |
キーンランドC オープン |
札幌 |
芝 |
1200 |
年 |
主催者 |
レース回数 |
1着 |
2着 |
3着 |
着外 |
賞金 |
1998年 |
中央 |
6 |
4 |
0 |
1 |
1 |
38,495,000 |
1999年 |
中央 |
10 |
2 |
3 |
1 |
4 |
107,304,000 |
2000年 |
中央 |
10 |
3 |
0 |
1 |
6 |
139,571,000 |
2001年 |
中央 |
5 |
2 |
1 |
1 |
1 |
113,373,000 |
2001年 |
地方 |
3 |
1 |
1 |
1 |
0 |
63,100,000 |
2002年 |
中央 |
1 |
1 |
0 |
0 |
0 |
42,609,000 |
2002年 |
UAE |
1 |
0 |
0 |
0 |
1 |
220,345 |
合計 |
海外 |
1 |
0 |
0 |
0 |
1 |
220,345 |
合計 |
地方 |
3 |
1 |
1 |
1 |
0 |
63,100,000 |
合計 |
中央 |
32 |
12 |
4 |
4 |
12 |
441,352,000 |
Stories
コラム
2021年1月 ~ブロードアピールとの再会~
ガーネットS(GⅢ)、根岸S(GⅢ)など重賞6勝したブロードアピールは、日高町のヴェルサイユリゾートファームで余生を送っています。
矢のような末脚でライバルを圧倒した走りは、今も語り草となっています。
彼女と会ったのは2020年12月のとある日。
北海道は冬本格化で、馬たちは馬服を着て放牧地にいました。
こちらの牧場は引退した競走馬が中心で、種雄馬生活を送っていたタイキシャトルやタニノギムレット、ローズキングダムといった有名馬もたくさんいます。
最近では菊花賞(GⅠ)2着馬エタリオウも加わり、多彩な顔ぶれです。
ブロードアピールのいる放牧地は広く開けた場所で、近くには重賞馬ゴールドティアラの姿もありました。
近況を伝えてくれたのは、牧場代表の岩崎崇文さんです。ブロードアピールは年が明けて27歳になります。
「年齢的にはすっかりおばあちゃんですね。
体調面は問題ありません。
放牧地では群れずに単独でいることが多いですね。
悟りを開いているような感じです。
牧場の中でも長寿の馬ですし、周りの馬たちから一目置かれる存在ですね。」(岩崎さん)
その言葉通り、放牧地ではどの馬と一緒にいるわけではなく、マイペースに歩き、むしゃむしゃと草を食んでいました。
なだらかな起伏のある放牧地での足取りは確かで、厳しい寒さを乗り越えるべく、ふさふさの体毛が生えていました。
種雌馬としては14頭の子を産み、7頭が後継種雌馬となりました。
そのうちミスアンコールの産駒ワグネリアンが日本ダービー(GⅠ)を見事優勝。
孫がサラブレッドの頂点に立ち、ブロードアピールの血統は価値を上げています。
引退名馬繋養展示事業の対象馬となったのは2020年から。
岩崎さんによれば、高齢馬であることから、飼養管理には様々なケアを施しているとのことです。
「飼い葉は何回かに分けて与えていますね。
歯も診てもらっています。
放牧の際は蹄油を塗って送り出しています。
馬着も薄いものから始めて、段階的に厚着に。だんだん寒くなってくると、首までカバーするタイプを使用しています。」(岩崎さん)
放牧地では気分良さそうに牧草を食べていましたが、厩舎では選り好みをして食べたくないものはきれいに残すそうで、繊細さ、賢さも特徴です。
ヴェルサイユリゾートファームのホームページやSNSでは、ブロードアピールを含めた牧場の馬たちの近況を丁寧に紹介しています。
その内容はまさにブロードアピールの競走馬時代のように、美しさやキレに満ちています。
まだ見たことがないという方は、ぜひ検索してご覧いただきたいです。豊かな発想力や知識を生かして“誰もやっていないことをやってみよう”という岩崎さんの牧場づくりも、垣間見えると思います。
「ブロードアピールはこのまま一年でも長く、長生きして欲しいです。
種雌馬だった頃は見学する機会がなかったので、見学公開となって嬉しいというファンの方が来場しています。
贈り物が届くこともあります。
牧場としては2021年に、馬を身近に感じられる場として、新たにカフェをオープンする予定です。
完成しましたら、ブロードアピールを含めた功労馬たちを見ながら、ゆったりとした時間を届けたいです。」(岩崎さん)