ブロードアピール

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重賞競走

  • '00 シルクロードS G3
  • '00 根岸S G3
  • '01 かきつばた記念(中央交流) G3
  • '01 プロキオンS G3
  • '01 シリウスS G3
  • '02 ガーネットS G3

プロフィール

  • 父: Broad Brush
  • 母: Valid Allure
  • 品種: サラブレッド
  • 性別: 雌
  • 毛色: 黒鹿毛
  • 生年月日:1994年04月13日
  • 母馬所有者: Diane C. Kem
  • 産地: U. S. A.
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Catch up with Your Old Heroes 今、あの馬はどうしてる?

Location & Conditions for Visitors 繋養者・見学条件

(C)JAIRS 撮影日 2023年4月28日
繋養展示場所
〒059-2124 北海道沙流郡日高町庫富734
 
ヴェルサイユリゾートファーム
TEL
01456-2-5655
展示時間
09時00分~15時00分
休日
木曜日
見学申込方法
連絡不要 直接訪問可
見学方法
自由見学
厩舎内への立ち入り
制限有
備考
見学の際は、マナーを守ってスタッフの案内に従ってください

Pedigree 血統表

Race Record 競走成績

着順 日付 レース名 競馬場 芝ダ 距離
1 2000年02月06日 シルクロードS G3 京都 1200
1 2000年11月12日 根岸S G3 東京 1200
1 2001年05月03日 かきつばた記念(中央交流) G3 名古屋 1400
1 2001年06月17日 プロキオンS G3 阪神 1400
1 2001年09月29日 シリウスS G3 阪神 1400
1 2002年01月06日 ガーネットS G3 東京 1200
2 2001年10月31日 JBCスプリント(中央交流) G1 大井 1200
2 1999年10月30日 スワンS G2 京都 1400
2 1999年04月10日 阪急杯 G3 阪神 1200
2 1999年11月27日 富士S G3 東京 1400
2 2001年01月07日 ガーネットS G3 中山 1200
3 1999年01月30日 京都牝馬特別 G3 京都 1600
3 2001年01月29日 根岸S G3 東京 1400
3 2001年11月23日 全日本サラブレッドC(中央交流) G3 笠松 1400
4 2000年10月01日 スプリンターズS G1 中山 1200
1 1998年11月29日 清洲特別 500万下 中京 1200
1 1999年01月05日 室町特別 900万下 京都 1200
1 1999年03月06日 うずしおS 1600万下 阪神 1400
1 2000年05月14日 栗東S オープン 京都 1200
3 2000年08月27日 キーンランドC オープン 札幌 1200
主催者 レース回数 1着 2着 3着 着外 賞金
1998年 中央 6 4 0 1 1 38,495,000
1999年 中央 10 2 3 1 4 107,304,000
2000年 中央 10 3 0 1 6 139,571,000
2001年 中央 5 2 1 1 1 113,373,000
2001年 地方 3 1 1 1 0 63,100,000
2002年 中央 1 1 0 0 0 42,609,000
2002年 UAE 1 0 0 0 1 220,345
合計 海外 1 0 0 0 1 220,345
合計 地方 3 1 1 1 0 63,100,000
合計 中央 32 12 4 4 12 441,352,000

Stories コラム

2021年1月 ~ブロードアピールとの再会~

ガーネットS(GⅢ)、根岸S(GⅢ)など重賞6勝したブロードアピールは、日高町のヴェルサイユリゾートファームで余生を送っています。

矢のような末脚でライバルを圧倒した走りは、今も語り草となっています。


彼女と会ったのは2020年12月のとある日。

北海道は冬本格化で、馬たちは馬服を着て放牧地にいました。

こちらの牧場は引退した競走馬が中心で、種雄馬生活を送っていたタイキシャトルやタニノギムレット、ローズキングダムといった有名馬もたくさんいます。

最近では菊花賞(GⅠ)2着馬エタリオウも加わり、多彩な顔ぶれです。

ブロードアピールのいる放牧地は広く開けた場所で、近くには重賞馬ゴールドティアラの姿もありました。


近況を伝えてくれたのは、牧場代表の岩崎崇文さんです。ブロードアピールは年が明けて27歳になります。

「年齢的にはすっかりおばあちゃんですね。
体調面は問題ありません。
放牧地では群れずに単独でいることが多いですね。
悟りを開いているような感じです。
牧場の中でも長寿の馬ですし、周りの馬たちから一目置かれる存在ですね。」(岩崎さん)


その言葉通り、放牧地ではどの馬と一緒にいるわけではなく、マイペースに歩き、むしゃむしゃと草を食んでいました。

なだらかな起伏のある放牧地での足取りは確かで、厳しい寒さを乗り越えるべく、ふさふさの体毛が生えていました。


種雌馬としては14頭の子を産み、7頭が後継種雌馬となりました。

そのうちミスアンコールの産駒ワグネリアンが日本ダービー(GⅠ)を見事優勝。
孫がサラブレッドの頂点に立ち、ブロードアピールの血統は価値を上げています。


引退名馬繋養展示事業の対象馬となったのは2020年から。

岩崎さんによれば、高齢馬であることから、飼養管理には様々なケアを施しているとのことです。

「飼い葉は何回かに分けて与えていますね。
歯も診てもらっています。
放牧の際は蹄油を塗って送り出しています。
馬着も薄いものから始めて、段階的に厚着に。だんだん寒くなってくると、首までカバーするタイプを使用しています。」(岩崎さん)

放牧地では気分良さそうに牧草を食べていましたが、厩舎では選り好みをして食べたくないものはきれいに残すそうで、繊細さ、賢さも特徴です。


ヴェルサイユリゾートファームのホームページやSNSでは、ブロードアピールを含めた牧場の馬たちの近況を丁寧に紹介しています。

その内容はまさにブロードアピールの競走馬時代のように、美しさやキレに満ちています。
まだ見たことがないという方は、ぜひ検索してご覧いただきたいです。豊かな発想力や知識を生かして“誰もやっていないことをやってみよう”という岩崎さんの牧場づくりも、垣間見えると思います。

「ブロードアピールはこのまま一年でも長く、長生きして欲しいです。
種雌馬だった頃は見学する機会がなかったので、見学公開となって嬉しいというファンの方が来場しています。
贈り物が届くこともあります。

牧場としては2021年に、馬を身近に感じられる場として、新たにカフェをオープンする予定です。
完成しましたら、ブロードアピールを含めた功労馬たちを見ながら、ゆったりとした時間を届けたいです。」(岩崎さん)