マチカネフクキタル
重賞競走
- '97 菊花賞 G1
- '97 神戸新聞杯 G2
- '97 京都新聞杯 G2
プロフィール
- 父: クリスタルグリツターズ
- 母: アテナトウシヨウ
- 品種: サラブレッド
- 性別: 雄(セン)
- 毛色: 栗毛
- 生年月日:1994年05月22日
母馬所有者: 信成牧場
- 生産牧場: 信成牧場
- 産地: 北海道浦河郡浦河町
Catch up with Your Old Heroes
今、あの馬はどうしてる?
噛みつくこともなく自由にふれあうことができますので好物のリンゴや人参をあげに来てください。
情報提供者:所有者
Location & Conditions for Visitors
繋養者・見学条件
- 繋養展示場所
- 〒 山梨県北杜市
-
- 展示時間
- 09時00分~09時00分
Race Record
競走成績
着順 |
日付 |
レース名 |
競馬場 |
芝ダ |
距離 |
1 |
1997年11月02日 |
菊花賞 G1 |
京都 |
芝 |
3000 |
1 |
1997年09月14日 |
神戸新聞杯 G2 |
阪神 |
芝 |
2000 |
1 |
1997年10月12日 |
京都新聞杯 G2 |
京都 |
芝 |
2200 |
2 |
1999年02月14日 |
京都記念 G2 |
京都 |
芝 |
2200 |
2 |
1999年04月04日 |
産経大阪杯 G2 |
阪神 |
芝 |
2000 |
5 |
1999年07月11日 |
宝塚記念 G1 |
阪神 |
芝 |
2200 |
1 |
1997年04月19日 |
ムーニーバレーRC賞 500万下 |
京都 |
芝 |
1800 |
1 |
1997年07月05日 |
さくらんぼS 900万下 |
福島 |
芝 |
1700 |
2 |
1997年05月10日 |
プリンシパルS オープン |
東京 |
芝 |
2200 |
年 |
主催者 |
レース回数 |
1着 |
2着 |
3着 |
着外 |
賞金 |
1996年 |
中央 |
2 |
0 |
0 |
1 |
1 |
2,390,000 |
1997年 |
中央 |
9 |
6 |
2 |
0 |
1 |
302,136,000 |
1998年 |
中央 |
3 |
0 |
0 |
0 |
3 |
0 |
1999年 |
中央 |
6 |
0 |
2 |
0 |
4 |
65,720,000 |
2000年 |
中央 |
2 |
0 |
0 |
0 |
2 |
0 |
合計 |
中央 |
22 |
6 |
4 |
1 |
11 |
370,246,000 |
Stories
コラム
2018年10月 ~マチカネフクキタルとの再会~
JR新宿駅から特別急行「あずさ」に乗車し、小淵沢でJR小海線に乗り換えて約2時間30分。
山梨県北杜市高根町清里は、四方を山に囲まれた冷涼な気候で、避暑地、リゾート地として人気を博してきました。
1969年(昭和44年)から民宿施設をオープンさせ、1975年から乗馬施設を併設させた小須田牧場は、清里駅からバスで7分程度のところにある乗馬と競走馬の育成・休養牧場です。
1997年夏から秋にかけて、さくらんぼS、神戸新聞杯、京都新聞杯そして菊花賞と4連勝したマチカネフクキタルは現役引退後、9年間の種雄馬生活を経て2010年の秋から、ここでたくさんの仲間たちと余生を送っています。
「競馬ファンなら、誰でも知っているような馬をお預かりしたのはマチカネフクキタルと、一緒に移動してきたマチカネタンホイザが最初です。今でも驚くほど多くの方が、この馬に会いにきてくれます。」
場主の小須田稔さんが教えてくれました。
「年が明ければ25歳になりますが、食欲も旺盛ですし、ケガや病気などなく元気です。ときには放牧地を走り回ることもあるんですよ。」
と話し、一緒に放しているポニーのジョッキーちゃんとは本当に仲が良く、お互いに見えなくなると寂しがるほど。
べったりのときもありますし、適度な距離を保つこともあります。
「互いに空気みたいな存在なのでしょうね。」
聞けば、ジョッキーちゃんはマチカネフクキタルよりも年上だそうで、それだけで馬にとって快適な空間が与えられていることが分かります。
「山梨大学の馬術部の方々が、牧場スタッフとともに馬を世話してくれていますし、ほかにもたくさんの方々が利用してくれています。
馬に乗るだけではなく、馬という動物を理解してもらうために馬の世話はもちろん、馬房掃除やブラッシングなども行ってもらっています。」
近隣の小学校、中学校が牧場体験として小須田牧場を利用することもあるそうですが、そのときも同じスタンスだそうです。
「馬は、人間にとって素晴らしいパートナーですが、理解しないと危険と隣り合わせのこともあります。
なぜ、馬房を掃除しなければならないのか、なぜブラッシングを行うのか、本当の意味を知って欲しい。
馬と付き合うと言うことは、命を扱うということなのです。」
それもすべて
「馬を理解して欲しい。」
という小須田さんの思いからなのです。
「乗馬というと高級なイメージがありますが、馬という動物をもっと身近に感じて欲しいという思いからスタートした乗馬施設です。
ここでは牧場という空間を感じて欲しいし、作業の楽しさも知って欲しい。」
と言います。
「マチカネフクキタルは大人しいし、賢い馬。
当牧場は、入場料を取るわけでもありませんし、体験乗馬を強要することもありません。
ぜひ、足を運んで、馬と牧場を楽しんで欲しい。」
というメッセージをお預かりしました。